「カメラコントロール」を極めれば、iPhoneでの撮影がもっと楽しくなる

iPhone 16買ったけど、「カメラコントロール」使わなくなってしまった。

そんな人いませんか?

16シリーズから新登場したカメラコントロール。本体側面に付いているカメラ撮影や設定ができる便利なボタンなのですが、操作感に若干の癖があり、使わなくってしまった人もいるのではないでしょうか。

ただ、そんな人にこそ試してほしい。カメラコントロールって、実はカスタマイズできるんです。

押し心地を自分好みに

Photo: 小野寺しんいち

カメラコントロールを使いこなすときの難所”半押し“。カメラコントロールボタンは、押し込んでカメラの起動と撮影、半押しで露出や被写界深度といった撮影の細かい調整ができます。

しかし、この半押しの力加減が少々難しく、思い通りに操作できないことも。この押し心地、調節することができるんです。

Image: 小野寺しんいち

「設定」、「アクセシビリティ」から「カメラコントロール」に入りましょう。「軽め」、「デフォルト」、「強め」の3段階から選べて、設定画面上でそれぞれの違いをテストすることもできます。

任意の押し心地を選択して、実際にカメラコントロールボタンを半押しすると、設定画面上に表示されたボタンが青く光ります。どれぐらい押したら判定になるのか視覚的に教えてくれるので、自分に合う押し加減を探してみてください。

自分は軽めにすることで、かなり使いやすくなりました。カメラコントロールは軽やかに操作したいので、軽めにして正解。押し心地を変えるだけで、随分となじむようになりますよ。

2回押しを自分のリズムに

もう1つ操作で難しいのが、”2回押し“。カメラコントロールボタンを2回、半押しすることで、露出や被写界深度といった撮影項目を切り替えるメニューへ移動できます。ただ、その2回押しのリズムが少し難しい。早すぎても、遅すぎても開きません。

2回押しの速度も、3段階から選べます。「デフォルト」、「遅い」、「もっと遅い」から選びましょう。

「遅い」は自分からすると遅すぎてテンポが掴めず。素早く操作したい自分にはデフォルトが合っているようです。

開くアプリを変えてみる

また、カメラコントロールボタンを押したときに、開くアプリを変更することもできます。

Image: 小野寺しんいち

「設定」、「カメラ」から「カメラコントロール」に行きましょう。

カメラの代わりに立ち上がるアプリが並んでいます。他のカメラ撮影アプリを開くようにすることもできますし、コードスキャナーや拡大鏡にすることもできます。

「Blackmagic Camera」などの撮影アプリを使っている人には、すぐ立ち上げられるようになって便利です。ちなみにBlackmagic Cameraでも、カメラコントロールが使えます。露出やISOといった項目の設定に対応しています。

UI表示をなくして撮影に集中

カメラコントロールを積極的に使っている人におすすめの機能もあります。それが、「クリーンプレビュー」。

Image: 小野寺しんいち

こちらを設定しておくと、カメラコントロールボタンを使っている間、画面上からカメラコントロール以外のUIが非表示になります。つまりカメラコントロールと撮影に集中できるようになるわけです。

カメラコントロールを使った撮影にこだわりたい人にいいかもしれません。ただ、いつもは撮影直後、左下に撮った写真がすぐ表示されますが、クリーンプレビュー中ではワンテンポ遅れて表示されるので、それが少し残念な点です。

カメラコントロールで貴重な瞬間を逃さない

Photo: 小野寺しんいち

カメラコントロールを使いこなせると、画面タッチ操作とは比べ物にならない速さで撮影できるようになります。

きれいな蝶が目の前に止まった! めちゃくちゃ美しい虹が出た! そんなときにサッとカメラを構えて撮影できれば、貴重な瞬間も逃しません。ぜひ自分好みに設定して、カメラコントロールを使いこなしてみてください。

さよなら、カメラコントロール

ここまで読んでも、どうしてもカメラコントロールが好きになれない人に。カメラコントロールの機能自体をオフにするやり方もお伝えしておきます。

Image: 小野寺しんいち

「アクセシビリティ」から、「カメラコントロール」に移り、さらに「カメラコントロール」をオフに。これで押しても何も起こらない、ただのボタンになりました。

Source: Apple