ターンテーブルやミキサーなどを多く手がけているアメリカのDJ機器メーカーRANEから、4chのプロ仕様DJコントローラー「PERFORMER」が発売されました。
デジタルなのに回る回る
最大の特徴はプラッター部分。レコードのようにスクラッチしたり、テンポ合わせの微調整で頻繁に触るパーツですが、PERFORMERはここにモーターが仕込まれていて、ターンテーブルライクに回転するのです。
モーターは高トルクのものが採用されていて、プラッターはアルミニウム、ディスク部分はアクリル素材が使われています。そのため感触はかなりアナログターンテーブルに近く、レコードでのプレイに慣れている人ならすぐになじめそう。
プラッター中央部には3.5インチのLCDディスプレイが仕込まれており、曲の波形やレコジャケなどさまざまな情報を表示できます。
ボーカル、楽器などのパートごとに曲をコントロールするステムスプリット機能が充実していて、歌とバッキングを別のチャンネルに分け、それぞれに別のエフェクトをかけることも可能です。エフェクトは29種類搭載されていて、アイデア次第でド派手な演出も可能。
あとなにげに便利なのが、USB端子を2つ搭載していること。DJ交代のときも、スムーズに曲データの入れ替えができますね。
デジタルだけど物理的に回るディスクが付いているのはやはりいいです。その分、サイズは78.33cm×40.23cm、重量は12.79kgとデカめですけど、操作感の良さは間違いないでしょう。日本での市場想定価格は34万5980円です。
Source: RANE