Twitter創業者のジャック・ドーシー。Blueskyを離れて次はどこへ?

Xでフォロー整理、何があったの?

ジャック・ドーシーが分散型ソーシャルメディアBluesky(ブルースカイ)の理事会を退任しました。 Twitterの創設者で元CEOであるドーシーですが、X上でユーザーからBlueskyの理事会にはまだいるの?との質問に、「No」と答えて退任を発表しています。

Blueskyも正式に辞任を発表

そしてBlueskyは「ジャックがブルースカイ・プロジェクトの資金提供とスタートを支援してくれたことに心から感謝します。ジャックの退任に伴い、人々が自分で体験をコントロールできるソーシャルネットワークを構築することにコミットする私たちの理事会の新しいメンバーを探しています」と投稿しています。

でも気になるのは、なぜ辞めたか。そこはBlueskyもジャックも明かしてはいません。ジャックは2019年、当時のTwitterで「ソーシャルメディアのためのオープンで分散型の標準」としてBlueskyプロジェクトを発表しました。当初は招待制で開始されたBlueskyは、今年になって一般公開され、現在約400万人のユーザーがいるプラットフォームになりました。ジャックの退任は、Blueskyにとって良いものではなさそうな雰囲気ですね。

フォロー外しを一気にしちゃった

また、辞任と同時にジャックはXで自分がフォローしている2,000を超えるアカウントのフォローを外しています。そして現在はイーロン・マスク、エドワード・スノーデン、ステラ・アサンジの3人のみをフォローしている状態。このフォロー外しは、ケンドリックとドレイクのラップバトルにも何やら関係があるようで、この二人のバトルにもコメントしています。

そしてさらにXを「自由の技術」と呼び、ユーザーに対して大企業に権利を与えることに依存しないよう警告しています。

先週、NBC News連邦検察当局がジャック・ドーシーのもう一つの会社Blockの金融取引を調査していると報じています。

ニューヨークの検察当局は、経済制裁国やテロリストグループからの暗号取引に関連する「長年にわたる コンプライアンス違反」を示すBlockの文書を調査しているのことです。BlockはNBCに対して「広範なコンプライアンス プログラム」があると述べています。

Twitter、Blueskyを辞任して次は?

ジャックは2022年に自らが設立した超人気ソーシャルメディアとなったTwitterを辞任。ジャックは2023年のインタビューでイーロン・マスクのTwitter初期の決定を「かなり無謀で焦りすぎ」と評しながらも、「そのうちイーロンは道を見つけるだろうと確信している」と発言しています。

2023年の終わり頃、ジャックはNostrという別の分散型ソーシャルメディアで「雑音をたくさん取り除く」と投稿し、Blueskyのアカウントを削除。そして今回の辞任に至ったわけですが、ジャックはこの先どんな道へ向かっていくんでしょうか?

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