Arm版もっと流行りそうな予感!
Windowsノートは、IntelやAMDのCPUが主流。スマホと同じArm版のCPUを採用したWindowsノートもちらほら出ていますけど、処理性能や互換性の面では同じくArm版CPUであるMacBook Airには、届いていないのが現状です。
しかし諦めていなかったMicrosoft(マイクロソフト)!
THE VERGEが入手した文書によると、Microsoft陣営はM3 MacBook Airに対抗するため、Qualcomm(クアルコム)の「Snapdragon X Elite」チップ搭載のWindowsラップトップを準備中。
このチップ、Apple(アップル)のチップと同じArmベースなんですけど、AppleのM3チップよりも速いんだとか。…マジ?
特定のベンチマークではSnapdragon X Eliteが勝利
Qualcommによると、GeekBenchのスコアでSnapdragon X EliteがM3チップよりも21%高速と主張しています。
MacはチップとmacOSのソフトウェアの両方を連携させてるので、普段使いの快適さではまだMacの方に分がある。…とは思うんだけど、Snapdragon X Eliteではグラフィック用のGPUやAI用のNPUも強力だと言われています。
課題だったアプリの互換性についても、Appleの互換レイヤー「Rosetta 2」よりも高速なエミュレーション機能が備わっているとも主張されているので、これはひょっとするとひょっとするぞ?的な期待感がありますねー(あと、僕は「ベンチの数字は素直だよ」 派なので素直に期待したい)。
エントリーやモバイルPCはもうArmでいい。…な時代来る?
このSnapdragon X EliteのPC、いつ登場するかは具体的には未定。
でも、MicrosoftはSurface Pro 10やSurface Laptop 6のSnapdragon X Elite版を6月に用意しているというウワサもあります。5月20日はAIについてのカンファレンスを行なうと予告しているので、ここで何かしらの発表がありそうですねー。
Arm版ってほんと、互換性次第ってところなんですけど、そこがクリアできているなら、今後エントリー・モバイルラインはエネルギー効率のいいArm化が進みそうな気がするんだよね。
軽くて、薄くて、バッテリー異常に持つノートPC。モバイラーはみんなソレを求めているので。
Source: MacRumors, THE VERGE, WindowsCentral