電気自動車メーカーTESLA(テスラ)が作るステンレス鋼ボディーのピックアップCybertruck(サイバートラック)。
その頑丈さはハンマーで叩いても傷つかず、マシンガンでも凹む程度という最強っぷりです。
硬すぎるのも問題?
一般的な自動車のボディーはある程度の柔らかさがあって、事故を起こしたときに潰れて衝撃を吸収するように考えられています。
ですが、サイバートラックはその硬さと角張ったデザインで事故の相手にとっては危ない…と意見を唱える人がかなりいるのだそうな。
「巨大なハンマーが突撃してくるようなものだ」というのは理解できますが、「包丁と同じ素材で尖った場所もある」という謎理論は苦笑いしちゃいますけどね。
反論する人もいる
テスラのCEOイーロン・マスクは、「サイバートラックは乗員にも歩行者にも、他のトラックより1マイルごとの安全性が高い自信があります」とコメントしており、「サイバートラックが歩行者に危ないのはウソっぱちだ」と乗っかる人もいます。
Yes, we are highly confident that Cybertruck will be much safer per mile than other trucks, both for occupants and pedestrians https://t.co/RydoYYn4FU
— Elon Musk (@elonmusk) December 5, 2023
「フォードF-150とサイバートラックを比較すると、壁のようなトラックは歩行者を瞬時にフッ飛ばしてしまうのに対し、サイバートラック正面の傾斜とAIアクティヴ・セーフティー(AIの安全停止機構)は従来のトラックより断然安全ですよ」
一応ちゃんと潰れるけどね
サイバートラックは、クラッシュテストの映像も公開しています。
いくら硬いと言われていても、さすがに走行中に別の硬い物体にぶつかればこの通りです。
#Cybertruck crash test pic.twitter.com/QnQbyJjPfq
— AI DRIVR (@AIDRIVR) November 30, 2023
硬さが心配なのは分かるけど
どんな自動車でも人とぶつかれば大怪我させてしまうのは当然なので、「サイバートラックだから危ない!」というのはちょっと違うような気もします。
硬さがウリのサイバートラックだからこその懸念なのでしょうが、硬いからといって人や物にぶつけるためのクルマではないワケで。
無敵のオフロードにするパーツで武装したら別かもしれませんが、さすがに包丁みたいな切れ味はない…と祈りましょう。