ジョギングや登山など、冬場でも汗をかくアクティビティをするときのウェアって悩ましいですよね。
以前は、完全に風をシャットアウトしてくれるウインドブレーカーを愛用していたのですが、オーバーヒートしやすく、汗で蒸れてしまうのが悩みでした。
そんな長年の悩みを解決してくれたのが、この一着。
蒸れずに風をシャットアウト
こちらが、イギリスのアウトドアブランド、Rabから発売されている「Borealis Jacket」。
Matrix ™という独自の素材を使用することで、耐風性と通気性を高いレベルで両立したシェルジャケットです。
生地の表面は、一般的なウインドブレーカーにありがちなシャカシャカしたタイプではなく、少しざらっとした柔らかい質感。
耐風性に優れており、体温低下につながる冷たい風を「大幅にカット」してくれます。
「完全に風を防いでくれないの?」っと思った方もいらっしゃると思いますが、ここが「Borealis Jacket」の優れているところ。
風を完全に防いでしまうウインドブレーカーやレインウェアは、透湿性が高いものであっても、運動量の多い登山やジョギングでは、汗の蒸散が追いつかず、ほぼ確実に蒸れてしまいます。発汗の多い人はウェアの内側がびっしょり濡れてしまうことも。
寒い季節の蒸れは、汗冷えから低体温症になるリスクを高めてしまうので、なるべく避けたいところです。
その点、この「Borealis Jacket」は、風を感じない程度の適度な防風性を備えながらも、運動中でも蒸れない絶妙な通気性をキープ。
僕は主に登山で愛用しているのですが、汗冷えの心配や途中でウェアを脱ぎ着する手間から開放され、とても重宝しています。
抜群の動きやすさ
クライミングなどの大きく身体の動かすアクティビティに最適な、高い伸縮性が備わっているのも特徴。
ゴムのように縦横どちらにもよく伸びるため、肩周りの関節や腕をスムーズに伸ばしやすく、カラダへの負担軽減や運動効率を高めてくれます。
高い撥水性
「Borealis Jacket」には、激しい雨などには対応できる防水性は備わっていませんが、撥水加工が施されているので、このようにドバドバと水をかけても全てツルンと弾いてくれます。
この高い撥水性により、軽い雨や小雪程度でしたらレインウェアの代わりとして使うことも可能。
帽子の上からでも被れるフードもついているので、急な天候の変化にも、慌てずゆっくり対処することができます。
普段着としてもアリ
中綿などの保温材が入っていないため、「Borealis Jacket」単体での防寒性はそれほど高くありませんが、インナーに着る衣類を調節することで、簡易的な防寒着としても便利。
特にフリースやセーターなどの空気を溜め込むのに長けた衣類とあわせれば、動きやすく温かい着こなしをすることができるので、普段着としてもオススメです。
ちなみに、左胸のポケットが収納袋となるポケッタブル仕様にもなっているので、僕は常にカバンに忍ばせています。カラーは、Lt Khaki、Sahara、Beluga、Graphene、INKの全5色。
Photo: SUMA-KIYO