共感性羞恥心とは? どういう時に感じるのか? 感じやすい人の特徴まとめ

第三者が叱責されている時に、自分の事のように恥ずかしくなってしまいその場から逃げ出したくなる方もいらっしゃるのではないでしょうか。実はそれ「共感性羞恥心」を感じているのかもしれません!

今回は共感性羞恥心についての解説と、感じやすい人はどういう人なのかという事についてまとめてみました。また楽にする方法にも触れていますので、参考の一つにして頂ければ幸いです。

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目次

そもそも共感性羞恥心とは?

聞きなれない方もいらっしゃるかもしれませんが、共感性羞恥心とは第三者が恥ずかしい思いをしている時に、まるで自分が当事者かのように恥ずかしく感じていたたまれなくなってしまう心理現象の事を言います。

自分には何も起きてないのに、恥ずかしいという感情が流れ込んでくる・過去に自分が感じた羞恥心がよみがえってくるといった状態をイメージすると分かりやすいのではないでしょうか。

対象は身近な人間は勿論、全く知らない人間やテレビの出演者が恥ずかしい事をしている時も感じるのが共感性羞恥心です。またアニメなど二次元のキャラクターに感じる方もいるようですよ。

共感性羞恥心を感じるのはどんな時?

では、共感性羞恥心を感じるのはどんな時が多いのかご紹介します。

職場などで第三者が叱責されている時

大きな失敗をしてしまい、人前で叱責されてしまう事が非常に恥ずかしいと感じる方は多いでしょう。共感性羞恥心を感じやすい方は第三者が叱責されているのを見てる時でも、まるで自分がその立場に居るかのように恥ずかしくなってしまうのです。

その場に居る事すら辛くなって、そっと離れていく方も。第三者なのだから、自分がこんなに恥ずかしく感じなくてもいいはずなのに…と悩んでしまう方もいらっしゃるかもしれませんね。

テレビで芸能人が弄られている時

共感性羞恥心を感じやすい方はテレビで見ているだけでもいたたまれなくなる傾向に! テレの企画でよくあるドッキリで芸能人がネタばらしされた後に弄られて恥ずかしそうにしているシーンが苦手という方多いそうです。

自分と接点が無い芸能人に対して、まるで自分の事のように考えてしまう姿が周りに理解されずに悲しい思いをした方もいらっしゃるかもしれませんね。

見ず知らずの第三者が大きな失敗をしてしまった時

街ですれ違っただけのような方が失敗してしまった時にも、自分の事のように恥ずかしくなってしまうのが共感性羞恥心です。その日たまたま同じ空間に居ただけで、この先生涯会う事も無いような方にも感じてしまうので外出が疲れる方も多いかもしれません。

ちなみに泥酔し、周りに迷惑かけてしまっている方を見て自分の事のように恥ずかしくなる、というのも共感性羞恥心といえます。こちらは意外と経験された方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。

共感性羞恥心を感じやすい人の特徴とは?

ここからは共感性羞恥心を感じやすい方はどんな人なのか、特徴や傾向をご紹介。個人差もありますので参考までに読んで頂ければと思います。

話の聞き上手さんが多い? 共感力が高い。

ここでいう共感力とは他人に何かあった時、特にマイナス要素の感情を敏感に感じる事が出来る能力の事です。例えばAさんの悲しい体験談を聞いているとまるで自分の身に起きた事のように悲しくなってしまう方は、共感力が高いと言えますね。

また経験した事ないような第三者の話でも、その時に何を感じたのか自分の経験を元に似た感情を探し「こんな気持だったんだろうな」と想像出来てしまう事が多い傾向に。

おそらく小学生の頃など「主人公は何を思ったか答えましょう」といった国語の時間の問題が得意だったのではないでしょうか。

人間関係に苦手意識がある

共感性羞恥心を感じやすい人は一見誰とでも仲良く出来そうなのに、実は本当に友人といえるような人は1人や2人だという傾向にもあります。そういう方は洞察力に優れている事が多く、例えば視線のちょっとした動きでその人が今イライラしているかどうか分かってしまう事も!

更に微かな表情の変化や動作で、相手が望んでいることが分かる為気遣いができる人というイメージが付くのはメリットかもしれません。しかし当の本人は気疲れする事が多く、必要以上に第三者と関わらないでおこうとする傾向にあります。従って人間関係に苦手意識を抱いている人も多いと言えますよ。

人目が気になってがんじがらめになる

もちろん大半の方が人からどう見えるか気にするものでしょう。しかし共感性羞恥心を感じやすい人は、人目を気にするがあまり思ったように行動が出来ない事が多いのです。通りすがりの人にさえ「あの人にもしも〇〇だと思われたらどうしよう」と考えると軽いパニックになり、自分がどう行動していいのか分からなくなる事も。

恥ずかしい行動に対し敏感なのも共感性羞恥心を感じやすい人の特徴として挙げられます。

共感性羞恥心を感じやすいのはいけない事? 治す方法はある?

共感性羞恥心を感じやすい人はそんな自分が浮いているのでは、と気にしてしまう事も多いでしょう。感じやすい原因はその方の生まれ持った性格だったり、幼少期から大人にかけての環境で形成されたものなどさまざまです。

しかし、病気ではないので「個性の一つ」として気楽に受け止めるようにするのも大切かなと思います。もちろんあまりにもコントロール出来なくて辛い、と思われる場合は専門機関に頼る事も選択肢に入れてみてください。

また、治す方法ではありませんがSNSなど情報量が多いネットから少し離れてみる・同じような方とお話してみる・ご自身を客観視するという事を意識するだけで楽になる事も! 特にネットから離れるのは悲しいニュースに引っ張られてしまう方には有効な可能性が高いので、無理のない範囲で試してみてください。

共感性羞恥心を感じやすいのは立派な個性!

いかがでしょうか。今回は共感性羞恥心とは何なのか・共感性羞恥心を感じやすい人の特徴についてまとめてみました。普通に生きているだけなのに何だか疲れる…という方は共感性羞恥心を感じやすいのかもしれません。

あくまでも個性の一つなので、ご自身を追い詰める必要は無し! できるだけ気楽に構えていただければと思いますし、身近にそういった方がいる場合「共感」する事が一番の励みになると思うので試してみて頂ければと思います!

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