どこが変わった? いくらなの? はコレを見ればOK。
日本時間9月22日深夜、Microsoftのイベントにて2種類のラップトップの新モデルが発表されました。最もカジュアルなSurface「Surface Laptop Go 3」と、最もパワフルなSurface「Surface Laptop Studio 2」です。
ここでは、それぞれの価格や変更点、注目ポイントをまとめていきます。ざっと新モデルの特徴をチェックしていきましょう!
Surface Laptop Go 3:14万2780円から。10月3日発売
Microsoft Surfaceシリーズの中でフットワークの軽さを追求したモバイルラップトップが「Surface Laptop Go」シリーズ。その最新モデルとして発表されたのが「Surface Laptop Go 3」。
価格は14万2780円から、2023年10月3日午前9時から発売です。ストアはこちら。
12.4インチで、約1.13 kgのライトウェイトラップトップ。そのデザインやコンセプトに大きな変更はありませんが、内部的なアップデートが進み、前モデルの「なんで?」みたいなところもちゃんと解消されていました。
Laptop Go3で注目すべき3つのポイント
①12.4インチ(画面比率3:2)
画面サイズは変わらず12.4インチで、解像度は1,536×1,024 (148 PPI)となります。
解像度はもう一歩欲しかった。というのが正直な感想ですが、縦長コンテンツが多い現代で画面比率3:2は正義です。
Microsoftの生成AI「Copilot」も縦スクロールで会話が進んでいくデザインですし、OSコンセプトとしてもマッチしていますねー。
②CPU、バッテリーがアップデート。15時間持つよ!
大きな変化はCPUの世代アップデートとバッテリー持ちのさらなる向上。画面以外のスペックを並べますと…
・CPU:第12世代 Intel Core i5-1235U
・グラフィック:Intel Iris Xe Graphics
・メモリ:8GB/16GB
・ストレージ:256GB
・バッテリー:最大15時間
となっています。
「Surface Laptop Go 2」と比べると、CPUの世代がアップデート。また、ベースモデルでもメモリが8GB、ストレージも256GBと増量されています。旧モデル(Surface Laptop Go 2)の最上位と同じ構成からスタートできると考えると、かなりオトクじゃないですか?
また、バッテリー持続時間は最大15時間。「Surface Laptop Go 2」より1.5時間も伸びていて、さらに屋外作業しやすくなっていますね。日中の作業なら充電器持ち歩かなくても良いかも。
③電源ボタンでの指紋認証が全モデルへ
電源ボタンは指紋認証付き。パスワードやPINを入力せずに、ピッと指を添えるだけでWindows Helloサインインが利用できます。これも地味に便利なアップデート。
Surface Laptop Go 2では下位モデルに指紋認証がありませんでしたが(なぜだ…)、今回は標準化されていました。そうだよね、そこに差を付けなくてもいいよね!
総じて「Surface Laptop Go 3」はフットワークを追求した「端末」として、現代向けにアップデートされていた印象ですね。
ちなみに、カラバリはプラチナ、アイスブルー、セージ、サンドストーンの4色から選べます。サンドストーンの桜色みたいな薄ピンクかわいくない?
Surface Laptop Studio 2:33万6380円から。10月3日発売
Surfaceシリーズ最強のスペックを誇るモデルとして、パワフルでつよつよな「Surface Laptop Studio 2」も発表。
価格は33万6380円から、2023年10月3日午前9時から発売です。ストアはこちら。
トランスフォームするラップトップ。という唯一無二のコンセプトはそのままに、最新のCPU、最新の拡張性、パワフルなGPUというリッチなクリエイティブマシン。
今回、か〜な〜りパワフルにアップデートされましたので、チェックポイントをまとめますね!
Surface Laptop Studio 2で注目すべき3つのポイント
①最新CPUとGPU、AI用アクセラレーターの搭載
Intel Evoプラットフォーム最新の第13世代 Core i7 -13700Hを搭載。グラフィックスは、
・GeForce RTX 4050 Laptop GPU
・GeForce RTX 4060 Laptop GPU
・RTX 2000 Ada Generation Laptop GPU
・Intel Iris Xe グラフィックス
から選べます。パワーは2倍以上増加、グラフィックスパフォーマンスは最大2×向上とのこと。RAMも最大64GB、ストレージは最大で1TBまでガッツリ盛れます。パワーでぶん殴ってくるスタイルですね。良き。
さらには、AI処理用のプロセッシングユニット「Intel Gen3 Movidius 3700VC VPU AI アクセラレーター」を搭載。
GPUからの AIアクセラレーションも活用するとあるので、AI処理支援もガッツリ強化が入っている感じがします。
公式の製品紹介動画では、画像ジェネレーターAI「Adobe Firefly」のデモや、カメラで自動フレーミングやアイコンタクトなどが使える「Windows Studio Effects」への対応(NPUーニューラル処理ユニットでの処理が必要)もピックアップされていました。
これ、AI時代のクリエイティブPC。みたいなPCになりそうな予感がするよ…!
②USB-A&microSDカードスロット追加で拡張性も文句なし
フルスペックマシンなので、拡張性も強化されました。
Thunderbolt 4×2ポート、「Surface Connect」ポートは継続。さらに「Surface Laptop Studio 2」では左側面にUSB-Aポート(USB 3.1)と、右側面にmicroSDXCカードリーダーを新設。
マシン単体で何でもつながる、何でも挿せるようになりました。ここまでガチなクリエイティブPCとなると、拡張性は多いに越したこと無いですし。これも良きアップデート。
③魔法のようなヒンジと高品質ディスプレイであらゆるクリエイティブワークに対応
前モデルから引き続き、へんたい的(褒めてます)ヒンジ構造は継続です。
ラップトップスタイルからベタ置きのタブレットスタイルまで。このヒンジのおかげで、用途に応じたスタイルにトランスフォームできるのがいいですねー。
画面もまた、14.4インチ、2,400×1,600 (200 PPI)、リフレッシュレートは120Hz対応と高品質。映像やゲームを楽しむにも、ドローイングのためにキャンバスとして使っても。あらゆるシーンでベストなスタイルで満足感を返してくれそう。
今回発表されたどちらのハードも、Windows 11に統合されるMicrosoftの生成AI「Microsoft Copilot」への対応が謳われているのもポイントですね。
生成AIが来るとどんなことができるの? ってのはこちらをどうぞ。