口の中の悪玉菌で、腸内環境が乱れる可能性!?ダイエットやトレーニングの意外な落とし穴

連日、猛暑が続いている。「体調管理がうまくいかない」「ダイエットやトレーニングなどの身体づくりの効果が出づらい」と、悩んでいる人はいないだろうか。Kenvueが実施した調査結果から、体調管理、ダイエットやトレーニングに意外な落とし穴があることがわかった。

■お口の中の悪玉菌で、腸内環境が乱れている可能性がある
Kenvueは20代〜60代の男女3000人を対象に、体調管理と口内環境に関する調査を行った。「口内の悪玉菌が腸内フローラに影響を与えている可能性がある」ことを知っていたかと聞くと、90.6%の人が「知らない」と答え、体調管理のために腸活を実践している人でも80.1%の人は知らないと回答した(図1)。口の中の悪玉菌が腸内環境に影響している可能性があることについては、多くの人が「知らない」のが実態のようだ。

図1 口内の悪玉菌の腸内環境への影響

しらはた胃腸肛門クリニック横浜 院長 白畑敦先生は、
『お口からの悪玉菌摂取について、悪玉菌自体が直接体内で何か悪さをするわけではありませんが、悪玉菌が腸内に到達することで腸内細菌のバランスを壊してしまう可能性が指摘されています。人それぞれにベストな腸内細菌のバランスが存在するのですが、そのバランスに対して影響を及ぼしてしまう可能性があります。そのため、悪玉菌の体内への侵入をできるだけお口の段階でストップ、コントロールすることは、身体づくりを行う上での大切なポイントであり「腸内環境を整えること」に有効であると考えます。』と述べている。

■腸内細菌のバランスが整うことで、身体づくりにも良い影響
Kenvueが実施した調査によると、体調管理に課題を感じ腸活を取り入れている人のうち、併せて身体づくりも行っている人は27.1%、約4人に1人は身体づくりとともに腸活を行っていることがわかっている(図2)。

図2 腸活と併せて身体づくりを行っている人の割合

また、腸活をしている人はその継続意欲も非常に高く、体調管理のために今行っている腸活を今後も続けたいと考える人は96.3%、9割以上が腸活を続けたいと思っていることも調査から明らかになっている(図3)。腸活は体調管理や身体づくりの手段としてスタンダードになってきたといえるだろう。

図3 今後の腸活継続意向

白畑敦先生によれば、腸活というと今までは善玉菌を摂取することを意識して食事に気を配ることなどが効果的とされてきたが、歯磨きやマウスウォッシュを駆使して、悪玉菌に対しても気を配りケアをすることは多くの人が見逃している可能性が高いという。口内の悪玉菌ケアは「身体づくりにおける新常識」となるかもしれない。

<「体調管理と口内環境に関する調査」調査概要>
調査実施:Kenvue
実施時期:2023 年 6 月 8 日(木)~ 6 月 10 日(土)
調査手法:インターネット調査
調査対象:全国の20 代 〜 60 代の男女 3,000 人

Kenvue

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