YouTubeショート動画の収益化の条件と1再生当たりの収益/広告収入の目安

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2023年2月1日から収益分配が開始された「YouTubeショート」。ショート動画の収益化は1再生当たりいくらくらいなのか、通常の動画の収益化の仕組みとはどのように違うのか気になる方もいるのではないでしょうか。

この記事では、YouTubeショートの収益化の条件と1再生あたりの収益の目安について解説します。結論から言えば、通常の動画との収益差は「かなり大きい」です。

YouTubeショート動画とは

YouTubeショート動画とは、60秒以下の短い動画を作成・視聴できる機能です。

YouTubeショート動画の収益化の条件と1再生当たりの収益/広告収入の目安の画像1
YouTubeショート動画とは1 日本でサービスが開始となったのは、2021年7月から。通常の動画とは異なり縦長で、いわば「TikTokライク」。スマートフォンでの視聴に向いています

(画像引用元:日本版 YouTube 公式ブログ

YouTubeショートの1再生当たりの収益/広告収入の目安

YouTubeショートの1再生当たりの収益/広告収入は、その動画の再生回数が「総再生回数に対してどれくらいの割合か」。また「音楽を使用しているか」などによっても大きく違いますが、総じて「0.005円~0.01円」前後の収益が目安です。

YouTubeショートの1再生当たりの収益/広告収入の目安1
YouTubeショートの収益分配の仕組みは上の図の通り。まず前提として収益化を行っているクリエイターは「クリエイタープール」で管理されます。そして「分配可能な広告収益」が算出された後、プールのクリエイターに対して再生回数に応じた収益を割り当て。その上で楽曲を使用している場合は権利者への分配なども計算され、収益額が決まります

これらの計算を経てクリエイタープールから割り当てられた収益に対して、クリエイターは最終的に45%の収益が得られる決まりです。よって割り当てられた額が1万円であれば、4,500円の収益となります。

YouTubeショートの再生単価を0.01円とした場合、100万回再生で1万円の収益です。たとえば国内の人気VTuberでも、ショート動画の再生回数は1本あたり数万回~10万回未満というケースも多く、まだまだ「主軸の収益」にはなり得ない単価感であるのも事実でしょう。

YouTubeショートの収益の計算例

たとえば国内のYouTubeショート動画の総再生数が1億回、YouTubeショート全体の総広告収益が1,000万円だとします。

そして、たとえば「オトナライフチャンネル」というチャンネルが公開するYouTubeショート動画が月間100万回再生されたとします。「オトナライフチャンネル」のショート動画の再生数は、総再生数に対して1%です。

すると1,000万円の収益の1%が分配され、まず割り当てが10万円となります。そしてこの10万円のうち、45%が最終的に分配されるため、4万5,000円の収益となります。再生単価としては0.045円です。

この試算の場合、再生単価は「0.01円」を大きく上回ります。その要因としては、まず「音楽」を使っていない前提で計算をしていることが大きいです。たとえばショート動画に2つの音楽トラックが使用されている場合、収益の 3分の1がクリエイタープールに割り当てられ、残りの3分の2は音楽ライセンスの費用となります。

参考元:YouTubeヘルプ

またYouTubeショート全体の総広告収益はあくまで試算上の値であり、上の数値よりも少ない可能性もあります。あくまで上の計算式は「試算」と捉えてください。

YouTubeショート動画と通常の動画の収益性の違い

仮にYouTubeショートの再生単価を0.01倍とした場合、100万回再生で1万円の収益となりますが、この収益を通常の動画と比較すると、30倍もの差があることもあります。

YouTubeショート動画と通常の動画の収益性の違い1
通常動画は長ければ長いほど、ミッドロール広告を挟むことができるため、単価がアップします。長尺かつ専門性のある動画を多くアップしている場合、再生単価の目安は0.3円~0.5円です

すると、100万回再生の収益は30万円~50万円ほど。ショート動画と大きな差があるのは一目瞭然です。そのため、YouTubeで収益を得たい場合、ショート動画はあくまで通常動画への導線と考えることをおすすめします。

YouTubeショート動画の収益化の条件

2023年7月現在、YouTubeショート動画を収益化するためには以下の条件を満たす必要があります。

・チャンネル登録者数が1000人以上
・過去90日間のショート動画の総再生数が1000万回以上であること、あるいは、直近12カ月間の公開動画の総再生時間が4000時間以上であること。
・投稿した動画がクリエイターのオリジナルなものであること

これらの条件を満たしている場合、YouTubeショート動画の収益化が自動的に有効になります。

YouTubeショート動画の収益化についてよくある質問

YouTubeショート動画についてよくある疑問と答えをご紹介します。

YouTubeショートの広告収益がプールされるのはなぜ?

通常の動画では、クリエイターが自分で広告を挿入したりする必要がありましたが、「クリエイタープール」という仕組みにより、単に視聴回数によって広告収益が分配されるようになりました。Googleによると、この仕組みはクリエイターの負担を減らすためのものです。

YouTubeショートにおける「音楽」の定義は?

YouTubeショート動画では、音楽を含むかどうかで収益が変わります。音楽を含む場合は、その視聴回数に関連する収益の半分が音楽ライセンスの費用に割り当てられます。つまり、「音楽」を使用しているショート動画はその分収益が低くなるということです。この「音楽」の定義は、基本的には著作権のある音楽が対象となります。またアーティストのインタビュー動画など、肖像権があるアーティストの動画を利用した場合も対象となるケースがあります。

まとめ

YouTubeショート動画の1再生あたりの収益/広告収入は、通常のYouTube動画と比べてかなり低め。これはYouTubeショート動画では、広告収益を分配する仕組みによるもので、収益を目的とした運営には「厳しい」面があります。

とはいえ、YouTubeショート動画は通常の動画への導線にしたり、他のプラットフォームと共有することが可能。YouTubeチャンネル運営者にとっては、他のSNSなどとのマルチプラットフォーム戦略を取るための便利な機能といえるでしょう。

※サムネイル画像(Image:Ascannio / Shutterstock.com)

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