NECソリューションイノベータ、リユースできる「+R Smart Lunch Box」の実証実験

CNET Japan

 NECソリューションイノベータは7月7日、三井不動産、三井不動産商業マネジメントと、リユース容器「+R Smart Lunch Box」を活用した実証実験を東京・日本橋室町エリアで開始すると発表した。実施期間は、7月7日から2024年3月29日までを予定。

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 同実験は、同社と三井不動産が2021年1月より開始したオフィスワーカー向けの「COREDOシェアステデリバリー」で使用するランチボックスの一部を、繰り返し使えるリユース容器+R Smart Lunch Boxに置き換えるものとなる。

 リユース容器+R Smart Lunch Boxの素地に使用するPET/ABS素材のPETは、「PETボトルリサイクル推奨マーク」を取得。PETボトルのリサイクル材を25%以上使用した、エコな素材だ。

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 また、利用者が楽しみながら環境に貢献できるように、10種類のカラーバリエーションを用意した(カラーはランダムで提供)。

 さらに、+R Smart Lunch Boxの蓋のQRコードを読み込むと、+R Smart Lunch Boxの色に応じて、異なるコンテンツが再生できる。

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 配信コンテンツは、コンテンツ作成に協力した学生ならではの視点や感性が生きたエシカルコラムや、写真のエフェクトデザイン。また、三井ショッピングパーク公式通販サイト「&mall」での買い物体験など10種類以上を用意する。

 なお、COREDOシェアステデリバリーは、同社が開発したデジタルサイネージシステムとスマートフォン配信の仕組みを活用。「COREDO日本橋」と「COREDO室町」の飲食店のランチメニューについて、COREDOシェアステデリバリーのLINE公式アカウントで注文をとりまとめ、オフィスに集約配送するサービスとなる。

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 同実験では、飲食店がCOREDOシェアステデリバリーを利用した注文情報に基づき、+R Smart Lunch Boxを使った弁当を作成。所定の場所まで持ち込み、配送業者がピックアップして、オフィスごとに所定の場所へ集約配送する。

 注文者であるオフィスワーカーは、コミュニケーションサービス「LINE」への届け通知をもとに、所定の場所で+R Smart Lunch Boxを受け取れる。食べ終わった容器は、指定の返却ボックスを利用して返却。各飲食店が洗浄し、再度活用していくという。

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 3社は、+R Smart Lunch Boxを通じて、利用者が自然にリユース容器を活用する仕組みを構築し、リデュース(廃棄物削減)とリユース(再利用)を促進。また、エリアの飲食店とオフィスワーカーに輪を広げ、サステナブルな取り組みの定着に繋げることを目指す。

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