不二家初の「冷凍スイーツ自販機」がスゴイと感じた3つのポイント! 安くて・美味くて・解凍時間が短い!!

ロケットニュース24

大手製菓メーカーの不二家は、2023年6月30日から同社初となる冷凍スイーツの自動販売機「FUJIYA CAKE’s STAND」の設置を開始した。

不二家洋菓子店や不二家レストランの店外に順次設置するとのことで、24時間365日、いつでも不二家のケーキを食べることができるという。実際に購入してみたら、解凍時間が超短い! しかも安くて美味しい!! こりゃ革命といっても過言ではない!

・不二家初の冷凍スイーツ自販機

24時間いつでもケーキが買える! ってことで、私(佐藤)は最初に設置されるお店のひとつ、不二家本社のある文京区大塚の「OTOWA FUJIYA」にやってきた。11時頃にお店の前に着くと、たしかに自販機はある。が! 大人たちが囲んでいる。どうした? トラブルか?


……と思ったら、稼働開始はこの日の13時予定だった。それを知らずに2時間も早く来てしまった。熱烈な不二家ファンみたいになってしまった……。さすがに2時間待つほど余裕がなかったので後日出直すことに……


3日後に再び訪ねてみると、ちゃんと稼働しているようだな。また出直す羽目にならなくてよかった。


こちらがその自販機です。近頃の冷凍食品自販機と型は同じかな。


取り扱い商品は上段にケーキが6種類。ショートケーキ・あまおう苺ケーキ・ホワイトチョコレートケーキ・ハイカカオチョコレートのケーキ・ミルクレープ・マロンモンブランがいずれも2個セットで税込500円


2個で500円って安くない? 今時ケーキが1個500円って普通だと思うんだよね。たとえば不二家の公式サイトを見ると、ミルクレープが1個税込460円だから、約半額。相場観としては2個で500円は破格ではないだろうか。


それから下段にはスイーツボトルという、プラスチックボトルに入ったケーキが4種並んでいる。こちらは1個600円。これも安い。

参考までにお伝えしておくと、缶スイーツの火付け役「株式会社GAKU」のショートケーキ缶は取材当時(2021年6月)、1缶900円だった。缶型容器に生クリームを詰め込んだ「なまくり」は取材当時(2022年4月)、1缶780円だった。

不二家の冷凍スイーツ自販機は、それらの価格を大きく下回っている。



今回、ケーキもスイーツボトルもそれぞれ1個ずつ購入してみた。



買ったのはハイカカオチョコレートのケーキと、マロンモンブランである。


でね、この手の冷凍スイーツは解凍時間が長いのが一般的。冷蔵庫で半日とか常温で2~3時間とか。さらに急ぐ場合はレンジでチンとか。それが普通だと私は思っていたんだけど、このスイーツは異様に早い。

常温で5分! マジか!! もしや日持ちしないんじゃないか? と思ったら、賞味期限(冷凍保存)は約1年後!



解凍時間が短いのには理由があって、セミフレッドクリームを使っているそうだ。セミフレッドとはイタリアの菓子の名称で、半解凍状態のデザートを指す。その技法を用いて、解凍が不十分でもアイスケーキのように食べられるし、冷蔵状態ならチルドケーキとして楽しめるのだとか。



・安くて美味い!

実物がコレです。冷凍ケーキとは思えないルックス。不二家らしい、素朴な見た目だ。


食べると味もいい! 店舗のケーキと味もあまり変わらない。冷凍ケーキとは思えないほどクリームもなめらかで、スポンジもパサついたりベチャっとした感じがない。


そしてスイーツボトルはプラスチック容器に入っている。容器は洗えば2次利用できそうだな。


マロンクリームは舌触りなめらかで、やはり冷凍商品と思えないほど風味が豊かだ。


中のホイップクリームもスポンジもしっとりとしていて、食べ応えも十分。価格に見合うクオリティである。すごいな、コレ。もう店舗販売止めて、全国に自販機設置すればいいんじゃない? とすら思える。


実際、不二家はこの自販機に手ごたえを感じているようで、OTOWA FUJIYAを含む10店舗に7月中旬までの導入を決定している

冷食自販機業界でスイーツ商品の動きは控え目だが、FUJIYA CAKE’s STANDの登場で激戦になるかも!? いや、このままいくと不二家が覇権を握りそうな雰囲気だ。これから冷凍スイーツ自販機がアツいぞ!


・今回訪問した店舗の情報

店名 OTOWA FUJIYA
住所 東京都文京区大塚2-15-6
時間 自販機の営業24時間

参考リンク:不二家PRTIMES
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

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