焼きそばと言えばウスターソース。あとはマヨネーズがあれば最高。大阪出身である私(中澤)にとっては焼きそばってそういうもんである。だが、岡山県の名物「ひるぜん焼きそば」は味噌を使うと、岡山県観光連盟のサイトに書いてあった。
一体どんな味なのか? そこで、ひるぜん焼きそばとザ・ソース焼きそばな『ぼてぢゅう』の焼きそばを食べ比べてみることにした。
・全国的に有名なB級グルメらしい
岡山県北部の蒜山(ひるぜん)地域で親しまれているというひるぜん焼きそば。wikipediaによると、2011年にB級グルメの祭典「B-1グランプリ」でグランプリを獲得しているらしく、全国的に有名なのだそうな。
伝聞口調になってしまうのは、私がひるぜん焼きそばの存在を知らなかったからである。では、どこでその存在を知ったのかと言うとお台場だ。
先日、所用でお台場を訪れた私。お腹が空いたためダイバーシティ東京プラザのフードコートに入ったところ、『てっぱん屋台』という店に「ひるぜん焼きそば(税込み968円)」というメニューがあったのである。
・食べてみたが
で、調べてみた結果、前述の情報に行き当たった。味噌を使うという文字情報だけを見ると、大分味が違いそうな気もするが実際どんな味なのだろうか。注文して食べてみたところ……
肉が鶏肉である点以外、普通のソース焼きそばと変わらない。ひるぜん焼きそばを知らない人10人がこれだけを食べたら10人が普通のソース焼きそばと答えるだろう。
ひるぜん焼きそばと知った上で食べている私からしても、強いて言うなら、味付が少し薄めで素材の味が感じられる程度。おこげっぽい味がするような気もするが、全部気のせいかもしれない。
・普通のソース焼きそばと食べ比べてみよう
そこで食べなれたウスターソースの焼きそばも食べてみることにした。実は『てっぱん屋台』は全国のてっぱん料理が集められた店。
ゆえに、以前記事にてお伝えしている「両面焼きそば(税込み968円)」や「富士宮やきそば(税込み968円)」もラインナップされているだけではなく、『ぼてぢゅう』の「75年月見焼きそば(税込み968円)」もメニューにあるのだ。というわけで、ぼてぢゅうの焼きそばを食べてみたところ……
クソウメエ。
濃い甘辛さと焼いた麺の食感の親和性が半端じゃない。そんな濃厚さの上から、豚肉の油っこさが殴りかかって来るようにジャンクなパンチ力を醸し出す。味のピースがバシッとハマっている感じがした。
・気軽に食べれるのが魅力
考えたことなかったけど、ソース焼きそばの組み合わせって凄いんだな。ひるぜん焼きそばが似て非なる味だっただけに、余計にその組み合わせの妙を感じる。バーガーキングでワッパーとプラントベースワッパーを食べ比べた時を思い出したのであった。
各地の名物ゆえに、普段は食べ比べることも容易ではないこれら。お台場で気軽に食べられるというのはこの店の魅力と言えるだろう。庶民的な飯スポットが少ないお台場。ご飯を探してる時は行ってみてくれ。
・今回紹介した店舗の情報
店名 ご当地全国味めぐり てっぱん屋台
住所 東京都江東区青海1-1-10 ダイバーシティ東京プラザ1階
営業時間 平日11:00~21:00、土日祝10:00~22:00
定休日 無休
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.