ラトックシステム株式会社は6月15日、CO2濃度/温度/湿度の測定データをクラウドに保存できるセンサー「RS-WFCO2」の標準価格を約31%値下げした。これまでは1万5800円(税別)だったが、1万800円(税別)となる。また、新たにWindows向けアプリもリリースする。
Wi-Fi(IEEE 802.11 b/g/n)に対応しており、インターネットに接続することでクラウドに最大2年分の測定データを保存可能(月額利用料は不要)。スマートフォンやタブレットの専用アプリで、現在のCO2濃度/温度/湿度やグラフなどを確認できる。保存したデータはCSV形式でダウンロードすることも可能だ。
また、設定したしきい値を超えるとスマートフォンに通知される機能もあり、通知が届いたら換気を行うといった使い方もできる。例えば、厚生労働省の建築物環境衛生管理基準ではCO2が1000ppm以下、文部科学省の学校環境衛生基準では換気の基準として1500ppm以下が望ましいとされている。
CO2センサーは、センシリオン社製のPASensc技術に基づく「SCD40」を採用。光音響NDIR方式で、精度の高いCO2濃度の計測が可能だという。
専用アプリは、iOS 12以降/Android 6以降に対応。さらに、6月末にリリース予定の「Windows対応アプリ」で、PCから複数台のRS-WFCO2の測定値が同時に確認できる。これにより、待合室・会議室・教室・飲食店など利用シーンが広がる。
RS-WFCO2の大きさは76×76×36mm(幅×奥行×高さ)、重さは約90g、動作環境は、温度0~40℃、湿度10~90%で結露しないこと。給電用のACアダプターとMicro USBケーブルが付属している。