「エアコン28度設定」は電気料金の節約と無関係!? その正体は? – 本当の節約方法とは

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いよいよ、夏本番がやってきた。ハワイのようなカラッとした気候の地域であれば、夏の暑さも心地よいものだが、筆者が現在、この原稿を執筆している東京都練馬区は、昼夜問わず湿度が妙に高く、エアコンの除湿を切ろうものなら、あっという間にジメッとした嫌な空気が体にまとわりつく。

以前10年間ほど仕事で住んでいた京都の気候よりは遥かにマシだが、それでも家電の力に頼らねば快適な生活など到底、無理である。しかし、今年は電気代も高騰しているため、可能な限り節約・節電したいという方は多いのではないだろうか。

2023年6月26日に投稿された、よこてぃ|おトクな雑学×動画/図解@franchise_yktさん「今年の夏はエアコンを節約と思っている人も多いかもしれません。でも実は、28度設定と節約は関係ありません。28度というのは環境省が決めた数字です。これは、二酸化炭素を減らすための設定です。節約できる温度を決めたわけじゃないのを知っていましたか?」というツイートには、多くの「いいね」がついており、ツイッター上で話題となっている。

今回は、こちらのツイートに関する詳細と、リプライ欄に寄せられたさまざまな意見をご紹介します。

エアコン代の節約に28度の設定温度は関係ない!?

政府と環境省は、数年前からエアコンの設定温度に関して「夏場は28度」「冬場は20度」を奨励しているというのは、皆さんもすでにご存じの通りである。しかし、ツイートによると、この設定温度は、単純に二酸化炭素の排出を減らすためのもので、電気代の節約や人体の快適さにはまったく関係ない数字なのだそうだ。

エアコンの設定温度
(画像は「よこてぃ|おトクな雑学×動画/図解(@franchise_ykt)」さん提供)

エアコンの設定温度で節約するには、外の気温に近い温度に設定するしかないと、投稿者のよこてぃ|おトクな雑学×動画/図解さんはツイート内で述べている。つまり、外気温が29度程度であれば28度設定でも電気代は安くなるが、35度を超える猛暑日であれば、30度ぐらいまで設定温度を上げなければ、電気代は安くならないというわけだ。

しかし、これでは節約云々の前に、熱中症で病院送りになりかねない。エアコン代を人体に影響がない範囲で節約するには、一体どうすればいいのだろうか。

無理なく続けられるエアコン代の節約術!

無理なく続けられるエアコンの節約術としては、まず設定を「オート」にすること。そうすれば、自動で「強」「弱」を使いわけてくれるので、効率よく部屋を冷やすことができると、よこてぃ|おトクな雑学×動画/図解さんはツイート内で語っている。

続いて、「風の方向を上向き」に設定すること。冷たい風を部屋の上に向かって飛ばすことで空気の循環が生まれ、部屋全体が冷やせるのだ。

これらに加え、エアコンの前に5分間だけ扇風機を付けるのも効果的らしい。扇風機を使って、先に部屋の空気を外に逃がしておけば、エアコン起動時の消費電力が抑えられるそうだ。

あとは、室外機に日除けパネルを乗せて直射日光を遮る工夫をしたり、室外機本体の出口を物で塞がないという物理的な対策も、エアコン代の節約には欠かせないとのことである。

さっそく「室外機の日除けパネルを設置したい」との声

このツイートを見たツイッターユーザーたちからは、「こういう実要的なワザを待っていました」「今年の電気代は目ん玉飛び出るといけないので、しっかり節約します」と、今回の方法を実践してみたいとの声や、「室外機の日よけパネル設置したいと思います」「室外機に何かしらの対策をします!!」と、さっそく室外機に工夫を施したいとの声など、さまざまなコメントがリプライ欄には寄せられていた。

筆者も日除けパネルの設置はノーマークだったので、近々、ホームセンターに行った際にでも材料をそろえて、時間を見つけてDIYしてみようと考えている。

エアコン代を無理なく節約する方法を紹介した今回のツイート。

今年の夏は、猛暑と電気料金値上げの両方に負けないよう、皆さんもぜひ、ご紹介したエアコン代の節約術を実践してみてはいかがだろうか。

※サムネイル画像(Image:「よこてぃ|おトクな雑学×動画/図解(@franchise_ykt)」さん提供)

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