Argonne National Laboratory(アルゴンヌ国立研究所)は22日(米国時間)、Intel、Hewlett Packard Enterprise(HPE)と共同で、次世代スーパーコンピュータ「Aurora」の導入が完了したと発表した。
Auroraは、IntelのHPC向け製品であるXeon CPU Maxシリーズ(Sapphire Rapids with HBM)と、Data Center GPU MAXシリーズ(Ponte Vecchio)を搭載した初のシステムで、世界最大のGPUクラスタを持つ。ブレードサーバー1基あたり、2基のXeon CPUと6基のData Center GPU MAXを内蔵し、システム全体では計1万624基のブレードを装備。加えて、1,024のノードによる容量220TB、帯域幅31TBのストレージなども備える。
2EFLOPS(エクサフロップス)超の演算性能を発揮する世界初のスーパーコンピュータになるとしており、TOP500にもランクインする見込みだという。地球システムモデリングやエネルギー、製造など、多くのHPCワークロードにおいて、競合より約40%高いCPU性能を実現できるといい、シミュレーション、データ解析、AIといったHPCの主要な3分野において、その可能性を大規模に引き出せるとしている。
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