ちょっとみんな聞いてくれーーーー! 読者の方の中にセブンイレブンで売っている『凍っているのにやわらかい くちどけフルーツ』を試した方はいらっしゃるだろうか? もし1度でも食べたことがある人ならわかると思うが、あれヤバいよな?
私は『凍ってるのにやわらかい くちどけフルーツ』に出会って以来、8店舗のセブンイレブンを周ってみたが、発見したのは最初の1店舗のみ。え、どういうこと? それでもお伝えせずにはいられないほど『凍っているのにやわらかい くちどけフルーツ』はガチのガチでウマいのである!
・本気でウマい
日中は30度を超える日もあるなど、急速に夏場の陽気に移り変わりつつある日本列島。これから数カ月はアイスを購入される方も多いと思われるが、おそらくこの夏『凍っているのにやわらかい くちどけフルーツ』以上の秀作は登場しないことだろう。
商品名そのまんま『凍っているのにやわらかい くちどけフルーツ』はフルーツを凍らせた氷菓子で、凍っているのにマジで柔らかいことが最大の特徴だ。それ以上は説明のしようがないシンプルなアイスである。
また少々ややこしいのだが、元々セブンで取り扱いのある「冷凍フルーツ」とは似て非なる商品。マンゴーやブドウなどをただ凍らせただけの冷凍フルーツではなく、アイスクリームと同じジャンルのスイーツであることがポイントだ。
・アヲハタが製造
さて、これまでに発見した『凍っているのにやわらかい くちどけフルーツ』は「りんご」「いちご」「もも」の3種類。製造元はジャムや缶詰でお馴染みの「アヲハタ株式会社」で、フルーツの加工は同社の十八番と言っていいだろう。
アヲハタの公式サイトには「アヲハタ くちどけフローズン」の名で販売されている商品がある。これをセブンのプライベートブランド用に変身させたのが『凍っているのにやわらかい くちどけフルーツ』というワケだ。
で、価格はそれぞれ微妙に違い りんごが170円、いちごが192円、ももが235円となっている。いずれも50グラム入りで、1袋あたりのカロリーがおよそ50kcalくらいなところも、手が出しやすいのではなかろうか?
・やわらかいだけじゃない
気になるお味はというと、大変申し訳ないが「凍っているのにやわらかい」としか言いようが無い。ライターとしてもっと伝わりやすい表現があるのではないかと一晩中考えてはみたものの「凍っているのにやわらかい」以上に適切な文章は思い当たらなかった。
ただし、特筆すべきポイントは押さえている。『凍っているのにやわらかい くちどけフルーツ』のすごいところは、きっちり甘いところ。これが凍らせただけのフルーツとの最大の違いで、どれを食べてもジュワッと甘くて最高なのである。
その答えはアヲハタの公式サイトにあった。甘さの秘密は「果実に果汁をしみ込ませることで、フルーツ本来のおいしさや香り、甘さを際立たせました」とのこと。つまり、フルーツを1度果汁に染みこませているから甘いという理屈だ。
これがコントロールが効かない “ただ凍らせただけのフルーツ” とは大きく違う。「すっぱ!」なんてことは絶対になく、それでいてフルーツの風味も存分に楽しめる。2023年度、コンビニのアイス部門で優勝は『凍っているのにやわらかい くちどけフルーツ』以外に考えられない。
・大発見?
……と思っていたら、実は『凍っているのにやわらかい くちどけいちご』は、2020年11月にセブンイレブンで販売開始されていたという……ウソやん。3年近くもその存在を知らなかったなんて……無念でござる。
とにもかくにも、セブンイレブンの『凍っているのにやわらかい くちどけフルーツ』がガチでウマいことは圧倒的な事実。というか、完全に優勝である。私のようにその存在に気付いていなかった方は、ぜひ1度お試しいただきたい。
参照元:アヲハタ公式サイト 、 アヲハタ公式サイト(2)
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.