2022年9月に登場したiPhoneの最新OS「iOS 16」。その後バグ修正や新機能を追加したアップデートが相次いで公開されています。23年5月19日には新機能を含む「iOS 16.5」がリリースされましたが、その約1カ月の6月21日には早くも「iOS 16.5.1」がリリースされました。そこで今回は、iOS 16.5.1でいったい何がどう変わったのか詳しく解説しましょう。
2023年6月21日リリースのiOS 16.5.1は何がどう変わった?
2022年9月13日にiPhone用最新OS「iOS 16」がリリースされたのは皆さんご存じでしょう。「iOS 16」にはさまざまな新機能が追加されているので、詳しく知りたい人は、こちらの記事で確認してください。
iOSのメジャーアップデートでは毎回バッテリーの減りが早い、アプリが対応しておらず正しく動作しないといった不具合が見られます。
そこで、これらの不具合を解消したアップデートが次々とリリースされてきました。23年5月19日には、新機能を含む「iOS 16.5」がリリースされましたが、詳しい内容はこちらの記事でチェックできます。
ところが、それから約1カ月後の6月21日には早くも「iOS 16.5.1」が発表されたのです。果たして、今回は何がどのように変わっているのでしょうか?
ちなみに、iOSのアップデートに関しては「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」で確認できます。 もし、iOS 16にアップデートできないときはこちらの記事を確認してください。
3カメラアダプタで充電できない問題を修正!
それでは、さっそく今回のiOS16.5.1のリリースノートを確認してみましょう。
それによると、今回はとくに新機能などは含まれず、Apple純正アクセサリ「Lightning – USB 3カメラアダプタ」で充電ができない問題の解決やセキュリティの問題点を改善するアップデートのようです。
もし、Lightning – USB 3カメラアダプタの具合がおかしかった人は、ぜひ、iOS16.5.1アップデートを適用してみてください。これで症状が改善するかもしれません。
●Apple「Apple セキュリティアップデート」は→こちら
(画像引用元:Amazon)
また、Apple公式サイト「About the security content of iOS 16.5.1 and iPadOS 16.5.1」によると、iOS 16.5.1では重要なセキュリティ修正が含まれており、以下の2点について脆弱性が改善されていますので、機種を問わず、できるだけ早めに更新しておいたほうがいいでしょう。
●Apple「About the security content of iOS 16.5.1 and iPadOS 16.5.1」は→こちら(英語)
■Kernel
【対応機種】iPhone 8 以降
【影響】アプリがカーネル権限で任意のコードを実行できる可能性があります。Apple は、この問題がiOS 15.7より前にリリースされたiOS のバージョンに対して積極的に悪用された可能性があるという報告を認識しています。
【対応】入力検証を改善することで、整数オーバーフローが解決されました。
■WebKit
【対応機種】iPhone 8 以降
【影響】悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、任意のコードが実行される可能性があります。Appleは、この問題が積極的に悪用された可能性があるという報告を認識しています。
【対応】型の混乱の問題はチェックを改善することで解決されました。
まとめ
いかがでしょうか? 今回のiOS 16.5.1ではLightning – USB 3カメラアダプタで充電できない問題の修正のほか、セキュリティ問題の修正も行われていますので、早めにアップデートしておいたほうが賢明でしょう。