パソコンなどでデータを保存する際、USBやSDカードを利用する人は多いかもしれません。最近では、容量が大きい商品も安価で入手することができ、ダイソーでは「32GB」のUSBメモリーとmicroSDが550円(税込み)で売られています。そこで今回は、両商品を購入して機能性を比較してみました。
ダイソーの「USBメモリー32GB」と「microSD32GB」を徹底比較!
検証では、それぞれの商品の読み込み速度/書き込み速度を計測したうえで、データの移行時間に差はあるのかを確認していきます。
「USBメモリー32GB」の性能をチェック!
まずは「USBメモリー32GB」の機能性から見ていきましょう。カラーは白色で、長さは6.16cmと標準的。同商品には保護キャップがついており、ストラップなどをつけられる“穴”も空いていました。
ひと通り下調べが終わったところで、さっそくデータの移行時間を計測していきます。今回、使用するパソコンは、DELLのコンパクトデスクトップ「inspiron 3881」で、移行するデータは1.00GBの“画像データ”フォルダを使用します。
いざデータ移行を始めると、スピードはかなりゆっくりペース。結果、1.00GBのデータ移行が完了するまでに「10分34秒」かかりました。
「microSD32GB」は、USBメモリーよりも優秀?
続いて「microSD32GB」を確認していきます。同商品はSDアダプタが付属しているため、パソコンのSDカード差し込み口にも対応。保護ケースが付いているのも嬉しいポイントです。
同商品でも、先ほどと同じ“1.00GBの画像データ”を移行してみます。すると「USBメモリー32GB」の時よりも、かなり順調にデータのコピーが進んでいき、なんと「3分6秒」でデータ移行が完了しました。
まとめ
ダイソーの「USBメモリー32GB」と「microSD32GB」を比較した結果、データ移行にかかる時間は「microSD32GB」の方が圧倒的に早く、1GBのデータの場合だと約3倍以上も時間に差が出ました。
USBメモリーの規格は「USB3.0」でなく「USB2.0」だったのに対し、microSDはスピードクラスが「class 10」である点に軍配があがったのかもしれません。そのため、少しでも早く「データを移行させたい」という人には「microSD32GB」がオススメです。
とはいえ、SDカードの利用は機器によって別途カードリーダーを用意しなければいけないケースもあるため、使い勝手としてはUSBメモリーの方がよいのではないでしょうか。また「USBメモリー32GB」の方が0.5GB(約500MB)容量が大きかったため、重視する項目によってどちらの商品を選ぶべきか考えた方がよさそうです。
550円という低価格ながら、それなりのスペックを兼ね備えた両商品。USBやmicroSDを探している人は、ぜひ参考にしてみてください。