ある奇想天外な方法で、通常は答えてくれないWindowsのキーをChatGPTに答えさせることに成功したというワザが海外で話題だ。
ChatGPTなどの対話型AIが回答を拒む質問を、あの手この手を尽くして答えさせるハックは、一部ハッカーの間で流行中だが、今回海外で話題になっていたのが、通常は答えてくれないWindowsのキーをChatGPTに答えさせることに成功したというワザ。その方法とは、亡くなった祖母になりきって、彼女が子守唄がわりに歌っていたWindows 10 Proのキーを安眠するために教えてほしいと、ChatGPTの情に訴えるというもの。この質問に対してChatGPTは祖母の死にいたく同情したのち、「私がお役に立てるとすればこれくらいです」として、Windowsのキーを羅列してきたそうだ。実際にはこのキーはWindowsのウェブサイトで公開状態にあるKMSクライアントプロダクトキーと同一で、いわゆるアクティベーションキーとは別物なのだが、とはいえ通常ではChatGPTから引き出せない回答を、質問を工夫することで聞き出した手法はユニークで、この件を紹介しているTom’s Hardwareは「Windows 10または11キーを入手するために私たちがこれまでに見た中で最も面白い方法の1つ」であるとこの手法を評している。
