ドコモの「ahamo(アハモ)」は月20GB+月5分無料通話付で月額2,970円と格安です。しかし、スマホで動画配信サイトをあまり見ない人にとっては、逆に割り高になってしまいますよね。そこでオススメしたいのが「格安SIM」です。月6〜10GB程度でいいなら格安SIMのほうが圧倒的に安く利用できますよ。そこで今回は、23年6月時点でお得な月6〜10GBまでの格安SIMがどれなのか紹介しましょう。
【目次】
月10GB以下でいいなら格安SIMのほうが安くなる!
月7GBプランなら月額990円の「HISモバイル」がダントツで安い!
月10GBならソニーの「NUROモバイル」が安い、お得なサービスで実質12GBに!?
品質や安心感優先なら「OCN モバイル ONE」や「IIJmio」がオススメ
ゲームやSNSのデータ通信量がカウントされない「LinksMate」にも注目!
デジタルが苦手な人は店頭でサポートが受けられる「イオンモバイル」がオススメ!
まとめ|月7GBならHISモバイル、月10GBならNUROモバイルが最安値!
月10GB以下でいいなら格安SIMのほうが安くなる!
大手キャリアからahamoやpovo(ポヴォ)、LINEMO(ラインモ)といった格安プランが登場して、スマホの料金はずいぶんと安くなりました。
しかし、それでも月20GBのプランは月額3,000円程度はしますので、もし、データ通信を毎月20GBも使わない人であれば、割高になってしまいますよね。そこでオススメしたいのが月10GB以下の「格安SIM」です。
格安SIMとは大手キャリアから通信回線を借りて、独自のプランを展開する通信事業者のことで、大手キャリアより安いプランを提供しています。
そこで今回は、月6〜10GBでお得な格安SIMがどれなのか紹介しましょう。これで、きっと今よりグッとスマホの料金が安くなりますよ!
■格安SIM料金プラン比較(音声プラン)
メーカー | IIJmio | NUROモバイル | OCN モバイル ONE | イオンモバイル |
データ容量 | ギガプラン | バリュープラス | 音声対応SIMカード | やさしいプラン |
回線 | ドコモ/au | ドコモ/au/ソフトバンク | ドコモ | ドコモ/au |
6GB | 1,320円 | 1,188円 | ||
7GB | ||||
8GB | 1,408円 | |||
9GB | ||||
10GB | 1,500円 | 1,485円(VL) | 1,760円 | |
データ追加 | 1GB/220円 | 1GB/550円 | 1GB/550円 | 1GB/528円 |
かけ放題 | 通話定額5分+ | 5分かけ放題 | 10分かけ放題 | 5分かけ放題 |
500円 | 490円 | 935円 | 550円 |
メーカー | J:COM MOBILE | HISモバイル | LinksMate |
データ容量 | データ盛 | 自由自在290プラン | 音声通話+SMS+データ通信 |
回線 | au | ドコモ | ドコモ |
6GB | 1,342円 | ||
7GB | 990円 | 1,463円 | |
8GB | 1,606円 | ||
9GB | 1,705円 | ||
10GB | 1,628円 | 1,870円 | |
データ追加 | 1GB/330円 | 1GB/200円 | 1GB/550円 |
かけ放題 | 5分かけ放題 | 5分かけ放題 | 10分かけ放題 |
550円 | 500円 | 935円 |
※「IIJmio」は「IIJmioひかりのセット割」で月額660円引きが適用可能
※「OCN モバイル ONE」は「OCN光モバイル割」で月額220円引きが適用可能
※「イオンモバイル」の「やさしいプラン」は60歳以上向けのプラン
※「NUROモバイル」は3カ月ごとに「VM(5GB)プラン」で3GB、「VL(10GB)プラン」で6GB付与される
※「J:COM MOBILE」の「データ盛」はJ:COMのCATVサービスなどを利用している人が適用可能
こちらが、編集部独自調査による格安SIMの月6〜10GBのプラン比較表。月7GBならHISモバイルの「自由自在290プラン」が月額990円と安く、月10GBなら「NUROモバイル」の「VLプラン」が月額1,485円で最安値となります(表は編集部独自調査で作成)
月7GBプランなら月額990円の「HISモバイル」がダントツで安い!
旅行会社H.I.Sと日本通信が立ち上げた「HISモバイル」は、日本通信のプランをベースにして、独自に「自由自在290プラン」を展開しています。
「自由自在290プラン」は月1GB〜50GBまで5段階のプランがありますが、月1GBは月額550円、月3GBは月額770円、そして、月7GBプランは月額990円という破格の安さを実現しています。
また、イオンモバイルの60歳以上向け「やさしいプラン」は月8GBで月額1,408円ですが、HISモバイルなら、月7GBに+1GB(200円)を追加して月8GBにしても月額1,190円なので、かなり割安だと言えるでしょう。
「月10GBまではいらないけど、5GBでは足りない!」という人にはHISモバイルの「自由自在290プラン」の月7GBがピッタリです。
●HISモバイル(公式)→こちら
なお、月1〜5GBの格安SIMについてはこちらの記事で詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
月10GBならソニーの「NUROモバイル」が安い、お得なサービスで実質12GBに!?
やはりスマホのデータ通信量は月10GBくらいほしいという人にオススメしたいのが、ソニーの「NUROモバイル」です。
NUROモバイルの「バリュープラス」は3つのプランがあり、月3GB(VS)プランが月額792円、月5GB(VM)プランが月額990円、そして月10GB(VL)プランが月額1,485円で提供されています。
バリュープラスの月額料金はそのままでも最安値クラスなのですが、実はさらにお得なサービスが用意されています。それが「Gigaプラス」です。
「Gigaプラス」とはデータ通信量が3カ月ごとに自動的に加算されるサービスのこと。たとえば、10GB(VL)プランでは3カ月ごとに6GBがプレゼントされ、しかも余ったデータ通信量は翌々月まで繰り越せるようになっています。
つまり、10GB(VL)プランでは年間24GBが追加されるため、実質平均で月12GBプランになると言えるでしょう。
しかも、10GB(VL)プランにはLINEのデータ通信費がカウントされない「バリューデータフリー」も適用されますので、月10GBプランでは、他社の追随を許さない圧倒的な安さなのです。
●NUROモバイル「バリュープラス」→こちら
品質や安心感優先なら「OCN モバイル ONE」や「IIJmio」がオススメ
格安SIMは確かに安いのですが“安かろう悪かろう”では意味がありません。何となく格安SIMの回線速度や繋がりやすさに不安があるという人には「OCN モバイル ONE」がオススメです。
実は、OCN モバイル ONEはドコモグループの格安SIMなので、回線速度や安定感は他社より上だと言われています。
また、OCN モバイル ONEでは「OCN光モバイル割」で月額220円引きが適用可能なので、それを加味すると月額料金にさほと割高感はありません。
ちなみに、格安SIMに加入するのと同時にスマホを購入する人も多いと思いますが、OCN モバイル ONEなら最新のAndroidスマホが大幅割引で買えるほか、中古のiPhoneが1円で買える場合もありますよ。
●OCN モバイル ONE(公式)は→こちら
格安SIM最大手の「IIJmio(アイアイジェイミオ)」は、顧客満足度でも2年連続1位を獲得するなど、サービスや回線品質の良さで定評があります。
しかも、23年4月から8ギガプランが月10GBに増量され、料金は月額1,500円に据え置かれました。これによって、月10GBプランとしては最安値クラスに躍り出たのです。また、au回線のeSIMも同料金で利用できるのも魅力的ですよね。
さらに、IIJmioの光回線「IIJmioひかりのセット割」を適用すると毎月660円も割引されるため、この場合はかなり安く利用できることになります。
●IIJmio(公式)→こちら
ゲームやSNSのデータ通信量がカウントされない「LinksMate」にも注目!
「LinksMate(リンクスメイト)」は、月額料金が特別安いわけではありませんが、ゲーム、コンテンツ、SNSの通信量がカウントされない「カウントフリーオプション」が利用できるのが大きな魅力となっています。
スマホでゲームや動画、SNSを楽しむ人は多いと思いますが、データ通信量を大量に消費しているのは、実はこれらのコンテンツを楽しんでいるときです。
LinksMateなら月額550円のカウントフリーオプションに加入することで、特定のゲームや動画、SNS利用時のデータ通信量がカウントされないため、結果的にデータ通信量を大幅に節約できるというわけです。
LinksMate公式サイトによると、月10GBのコンテンツの通信料が1GB(90%以上)に削減されるとあります。
つまり、月額550円のオプションを契約することで、データ通信量を1/10にできるため、それまで毎月10GBのプランを契約していた人が月1GBのプランに変更できるとすれば、結果的にスマホの料金が安く済むというわけです。
もし、スマホでゲームや動画、SNSを毎日長時間楽しんでいる人なら、LinksMateへの乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか?
●LinksMate(公式)→こちら
デジタルが苦手な人は店頭でサポートが受けられる「イオンモバイル」がオススメ!
格安SIMはネットで申し込むのが基本となりますので、何かトラブルがあったときもネットでの対応となります。
そのことが不安で、格安SIMに踏み出せない人も多いことでしょう。でも「イオンモバイル」ならそのような心配はありません。
イオンモバイルの月額料金はすべてのプランが最安値というわけではありませんが、なんと言っても全国200店舗以上のイオンの大型店に窓口があり、対面で申し込みやサポートが受けられます。
これはネットが苦手な人にとってはかなり安心できる要素なので、最安値でなくてもイオンモバイルに乗り換える価値は十分あるでしょう。
ほかにも、OCN モバイル ONEはドコモショップですべてのプランを契約できますし、家電量販店などに実店舗を構えている格安SIMもありますので、一度調べてみるといいでしょう。
まとめ|月7GBならHISモバイル、月10GBならNUROモバイルが最安値!
いかがでしょうか? 月20GBで月額3,000円程度のahamo、povo2.0、LINEMOも捨てがたいところですが、月20GBも使わないのなら、やはり月10GB以下の格安SIMにも注目すべきでしょう。
なかでも、月7GBで月額料金が1,000円を切るHISモバイルの「自由自在290プラン」は、圧倒的な安値となります。
また、月10GBではNUROモバイルのVLプランが月額1,485円と最安値ですが、年間24GBも追加されるので、実質月12GBになるのは見逃せません。
もし、格安SIMに質を求めるなら、回線品質やサービスに定評のあるIIJmioやOCN モバイル ONEがオススメです。
しかも、この2社は光回線に加入することで月220〜660円の割り引きが受けられるため、条件をクリアできる人なら、月額料金はかなり安くなります。
スマホでゲームやSNSを毎日利用している人なら、ゲームや動画、SNSが有料オプションでカウントフリーになる「LinksMate」がいいでしょう。実質的なスマホの利用料がグッと安くなる可能性があります。
なお、格安SIMはネットで申し込むのが基本ですが、店頭でのサポートを受けたいということなら、イオンモバイルをオススメします。月額料金は他社より少し割高ですが、いつでも近所のイオンで相談できるのは安心ですよ!