メロンの形のアイス、知っていますか?~今週の検索ワード

デイリーポータルZ

ツイッターで本の紹介をしている発言ってままありますよね。

先日、ツイッターの紹介文を読んで「これは読みたい!」と思った本があって、すぐAmazonで検索したら、「最後にこの商品を購入したのは2015/11/18です。」と表示されました。持ってたし、探したら本棚にあったし、(たぶん)読んでた!

本屋だったらたぶん買ってたと思います。Amazonの新しいちょっといい面を見た気分でした。

さて、今週紹介する検索キーワードは「カルミック」「おぎわら遊技場」「メロンボール 販売中止」です。

デイリーポータルZに検索で来てくれてる方が多くいます。そこで、どんな検索ワードで来てくれたのか調べてみたのがこのコーナーです。(この記事をまとめてるのは編集部藤原)

今週のトレンド検索ワード

今週人気だった検索ワードは、

カルミック

でした。グラフを見ると、5月8日だけ山ができています。

おそらく原因は……

Twitterで「カルミックを知っていますか?」という話題が盛り上がったから

です。人気のニュース系アカウントの投稿がバズっていたのが発端のようです。

男性のトイレによく設置されている銀色のアイツ。calmic(カルミック)と書かれているのが印象的。

その正体は一体何なのか!? 企業にインタビューに行ったのがこちらの記事です。

よく見かけるトイレのあいつ「サニタイザー」を知っているか?(榎並紀行)

カルミックと書かれているものの、商品名は「サニタイザー」です。これのお陰で水洗トイレの「洗浄・脱臭・静菌・パイプのつまり防止・芳香・節水節電」ができるとのこと。多用途!

日本カルミックは50年以上の歴史を持つ企業で、サニタイザーの設置箇所は25万台にもなります。道理でよく見るはずです。

内部の構造は企業秘密ですが、日本カルミックの方によると……

「サニタイザーの前で耳を澄ませてみてください。水が流れてスーッと上がって、バルブが『カタッ』と閉まる音や、水がゆらゆら揺れる音が聞こえてくると思いますよ」

とのことでした。注目したいところです。

いつも人気な検索ワード

デイリーポータルZの人気検索ワードランキングの中から、いつも上位に食い込んでくる検索ワードをご紹介します。今週紹介するのは……

おぎわら遊技場

です。

問答無用のデイリーポータルZのゲームコンテンツ「おぎわら遊技場」です。

「掲載順位」という検索結果ページの何番目に表示されるかという指標があります。「おぎわら遊技場」での掲載順位はここ1ヶ月平均で1位でした! 当然です!

これを伝えると人の一日が無駄になるという、おぎわら遊技場のバックナンバーはこちらです。

おぎわら遊技場バックナンバー

「おぎわら遊技場」のキーワードでバックナンバーページに辿り着く人もいますが、もうひとワード加えて具体的にこれ!というゲームを遊びに来る人もいます。それがこれです。

RPG(ロールケーキプレイングゲーム)

マインドフルネスにも通じると言われる(ぼくが言ってるだけですよ)癒し系ゲームです。もしやったことなかったらやってみてくれよな!

ランキング外だけど気になる検索ワード

ランキング上位には届かなかったものの、少数の人が検索したワードから気になるものをピックアップしました。今回気になったデイリーポータルZの検索ワードは

メロンボール 販売中止

です。

過去3ヶ月の掲載順位は堂々の1位でした。

メロンの形のカップにアイスが入っているのは見たことがありますが……。販売中止になっているのでしょうか?

あの「メロンのアイス」についてホントに調べてみた(西村まさゆき)

はい、ぜんぜん売られていました。ただし春夏に売られる商品のようですね。

もともとは「メロンの形のアイスを知っていますか」というツイートに関して、答えがないことに西村さんの憤りがピークに達したその時! 実際にアンケートを取った上、現在このメロンのアイスを製造販売している井村屋株式会社に取材を試みたのがこの記事です。

なぜこのフォルムのアイスを懐かしいと感じてしまうのか。以下のような考察が得られました。

まず「メロン型の容器に入っている」という印象的なスタイルで40年以上販売されているという点が大きい。子供の頃に見たものと変わらない姿で今でもあるというのは「なつかしい」と思うポイントだろう。

そして、『メロンボール』は販売時期が春夏に限定されている(※井村屋)うえ、コンビニにはなかなか置いてない。
春夏のうちに、スーパーのアイス売り場で見逃すと、次は来年、来年も見逃したらさらにその先……と、大人になるほど目にする機会が減ってくる。

今の季節ならスーパーで売られていると思いますし(実際見ました)、買ってみましょう! 

それではまた来週!

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