ゼンハイザーが世界初の7.1.4chサラウンドシステム搭載サウンドバー「Ambeo Soundbar Plus」発表【体験会レポート】

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ゼンハイザー(Sennheiser)が、一台で7.1.4chのサラウンドシステムを実現する新型サウンドバー「Ambeo Soundbar Plus」の日本発売を発表しました。今回は製品発表会にて実際にサウンドを体験することができたので、その様子と製品の特徴をレポートします。

*Category:テクノロジー Technology

ゼンハイザーの新型サウンドバー「Ambeo Soundbar Plus」

「Ambeo Soundbar Plus」は「AMBEO Soundbar」の後継に当たるモデル。独自の3D音響技術「Ambeo」を搭載し、サウンドバーでは世界で初めて一台で7.1.4chに対応しているのが特徴。高精度なルームキャリブレーションによって、部屋と一体化する音響効果を実現します。

Ambeoは、ゼンハイザーとフラウンホーファーの共同開発により生まれた、独自のアルゴリズムを用いた立体音響テクノロジーです。Ambeoによってサウンドバーは部屋の空間を測定し、音響効果を最適化します。サウンドバープラスには、キャリブレーション用のマイクが内蔵されており、設置するだけでルームキャリブレーションが可能です。

さらに、自社開発のスピーカードライバーを9個搭載。フルレンジスピーカー7個により、ツイーターなしでも高域を再現できます。また、ロングスローウーファー2個は最低域で37hzまで再現し、本体の高さを抑えるために上向きに配置されています。

チャンバー(ドライバーの溝・部屋)はスピーカーごとに搭載されており、音が隣のスピーカーと混ざらないように設計されています。また、筐体上部には3°の角度が付けられており、上方向へのサウンドを効果的に引き出しています。

「Ambeo Soundbar Plus」は、最先端のコーデックに対応。Dolby Atmos、MPEG-H Audio、dts x、360 Reality Audioなどの多様な音源を再生できます。さらに、ステレオや5.1chの音源をアップミックスし、より立体感のある音響にすることも可能です。

また、視聴コンテンツの自動最適化機能も特徴の一つ。movie、music、news、sportsなど、流れているコンテンツを認識して自動的に設定を最適化します。イコライザー設定など、音質に関する詳細な調整については、スマートコントロールアプリを使用することでスマートフォンから行えます。

ゼンハイザーは「Ambeo Soundbar Plus」と同時に、新型サブウーファー「Ambeo Sub」も発表しました。このウーファーは最低域で27hzまで再現可能で、密閉型設計によりエアフローのノイズを最小限に抑えています。サブウーファーはワイヤレス接続が可能で、「Ambeo Soundbar Plus」に最大4台まで接続可能。サブウーファーにもキャリブレーション用のマイクが内蔵されており、より精緻な音響調整が可能です。

発表会場では、実際にDolby Atmosのサウンド体験も行えました。迫力があるのはもちろんですが、何よりも実感したのは、一本のサウンドバーから出ているとは思えない音の広がり。7.1.4chは伊達ではなく、まさに映画館にいるようなサウンドです。

音は全方だけではなく、真横や後方からも鳴っているように感じます。部屋は簡易的に仕切られただけの一般的な部屋だったのですが、それでも十分機能するルームキャリブレーションの強さを感じました。

また、新型サブウーファー「Ambeo Sub」の迫力もバツグン。映画などのワンシーンでは、超低音特有の〝身を震わせる〟ような響きを体感できます。

今回発表された「Ambeo Soundbar Plus」の店頭想定価格は242,000円(税込)、「Ambeo Sub」は121,000円(税込)から。予約開始は2023年7月中旬を予定しています。

ゼンハイザー「Ambeo Soundbar Plus」「Ambeo Sub」フォトギャラリー

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