サイバーエージェント、日本語の大規模言語モデルを独自開発。すでに自社の広告向けサービスで導入 

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 株式会社サイバーエージェントは5月11日、独自の日本語大規模言語モデル(LLM)を開発したと発表した。130億パラメーターまでの開発を終了し、同社が提供する広告クリエイティブ分野のサービスで活用している。

 同モデルは、同社のAI研究開発組織「AI Lab」とプロダクト開発チームが、共同で研究・開発しているもの。広告クリエイティブ制作の「極予測AI」、検索連動型広告向けの広告文を作成する「極予測TD」、ランディングページの広告効果予測を行う「極予測LP」といった同社のサービスで、活用中を始めているとしている。

 同社ではAI開発について、1月に80基導入した Tensorコア搭載のGPU「NVIDIA DGX H100」(同社によれば国内初の導入)を活用して国内最大級のLLM開発を予定しているなど、より性能の高いモデルの開発を見据える。今後は、産学連携などの取り組みを通して国内における自然言語処理技術の発展に貢献していく予定だという。

 また、広告制作に限らず、チャットボットやRPAといった分野でも、LLMを活用したビジネス開発を推進するとしている。

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