遠くヒマラヤの山並みを一望できるネパール・チャンドラギリのロープウェイに乗ってきた

GIGAZINE
2023年04月22日 23時01分
取材



ネパール・カトマンズの中心部から車で30分ほどのころに、チャンドラギリという山があります。北側にヒマラヤの山々を望む美景を誇る場所で、2016年には「Chandragiri Cable Car」ができたので、天気がよければ絶景を見ながらの移動となります。実際にどんな景色が見られるのか、乗ってきました。

Cable Car – Chandragiri Hills
http://www.chandragirihills.com/plan-your-visit/cable-car/

山麓側の駅の場所はここ。カトマンズ中心部から西へほぼ1本道で行けます。

カトマンズ中心部。ネパールの道路交通はレーンからはみ出て走ることもよくあるのが特徴で、車のすき間にバイクがぐいぐい入ってきて追い抜いていきます。


バイクの多さを感じる信号待ちの様子。交通量が多いところには警察官が立って交通整理をしていました。


カトマンズから西へ向かうハイウェイでは、電線の地中化工事が進められていて、徐行するようにという注意標識が出ていました。


カトマンズ盆地を流れるバグマティ川の支流・ビシュマティ川を渡ります。


バイクにほえかかる犬。ネパールはとにかく犬が多いのも特徴の1つ。一方で、猫はいないわけではないと思うのですが、少なくとも野良猫を見かけることはまったくありませんでした。


道路の中央に出っ張っているのは古い寺院。


カトマンズ盆地は細かい高低があるため、道路の先を見通すことができません。


市内から15分ほど走ると前方正面にチャンドラギリが見えてきました。


右へ続くハイウェイを離れて、麓の駅に向かいます。


ゴンドラが行き交う姿も見えてきました。


麓の駅に到着しました。なお、名称は「Chandragiri Cable Car」で、現地の人は「ケーブルカー」と呼んでいますが、日本だとケーブルカーは線路を敷いて車両をケーブルで巻き上げるものを指し、この種のゴンドラを用いたものはロープウェイ(ロープウェー)と呼ぶため、記事中では「ロープウェイ」と呼称します。


この時点である程度の高さなので、写真撮影用に「I LOVE CHANDRAGIRI」というハートマークのオブジェが設置されていました。


ロープウェイのチケット売り場。地元のネパール人だと片道475ルピー(約475円)・往復799ルピー(約799円)、SAARC諸国の人だと片道760ルピー(約760円)・往復1280ルピー(約1280円)、中国人だと片道9ドル(約1200円)・往復15ドル(約2000円)、その他外国人は片道13ドル(約1740円)・往復22ドル(約3000円)。


ゴンドラはこんな感じ。


貨物用のゴンドラも混ざっていました。


実際の車窓風景はこんな感じ。上りを、麓の駅を出たところから山頂駅到着まで全行程撮影してみました。この日は天気がよく、かなりちょうど北側に広がるヒマラヤの山々を一望できました。なお、ゴンドラに乗り合わせた人がいろいろな話をしていたため、ムービーは生音声ではなくBGM入りです。

ネパール・チャンドラギリロープウェイ上り全行程車窓風景 – YouTube
[embedded content]

麓駅を出ると一気に高度を上げていくゴンドラ。


右奥の方がカトマンズの方向。


まるで一筋の雲のように、ヒマラヤの山々が白く見えています。


山頂方向はこんな感じ。


途中、進行方向左手側に山頂から少し下ったところにあるリゾート施設が見えます。


山頂駅に到着。


チャンドラギリ案内図。1が麓の駅、2が山頂の駅で、3のところに寺院があり、6のところに先ほど見えたリゾート施設があります。


ここまで上ってくるとエベレスト(サガルマータ)も見えるそうです。


だいたい正面に見えているはず……。


山頂にはちょっとしたプレイスペースが設けられていて、ジップラインも設置されています。


さすがにそこまで高低差があるジップラインではありませんでした。


高さは海抜2551m。


山頂にはBhaleshwara Mahadev Templeというヒンズー教寺院があります。


ロープウェイで訪れやすいためか、多くの人がお参りしていました。


寺院の北側に立つ、ネパール王国建国の父プリトビ・ナラヤン・シャハの像。右手を挙げて同じポーズで写真を撮る人が多数いました。像のはるか後方にランタン・リルンが見えるとのことです。


この記事のタイトルとURLをコピーする

Source