「プロと言えるレベルではない」 中日アキーノの外野守備に厳しい指摘…「投手が可哀想」の声まで

J-CASTニュース

   中日が2023年4月20日のヤクルト戦(神宮)で延長戦の末に2-3とサヨナラ負け。巨人と入れ替わり、最下位に転落した。

   打線が相手を上回る9安打を放ちながら2得点のみ。好投の投手陣を見殺しにした。

  • レッズ時代のアキーノ(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

    レッズ時代のアキーノ(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

  • レッズ時代のアキーノ(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)

「攻守で足を引っ張り続けている」

   「2番・左翼」でスタメン出場したアリスティデス・アキーノは5打数無安打2三振。左翼の守備でも手痛いミスがあった。

   初回2死一、三塁でホセ・オスナの左翼線に転がったクッションボールの処理にもたつき、一塁走者のサンタナも本塁生還。お粗末なプレーに失策がついた。

   アキーノは18日のヤクルト戦(松山)でも、初回1死から宮本丈の打球に追いつきながらグラブに当てて落球。2死で村上宗隆の左翼フェンス際への飛球も落下地点に入ったかに見られたがフェンス直撃の適時二塁打となり、先制点を献上した。

   守備で度重なるミスが目立つ上、打撃もふるわない。

   4番として期待されたが、12試合出場で打率.170、1本塁打、6打点。49打席で半分近い23三振とバットにボールが当たらない。始動を取るタイミングの遅さが指摘されてきたが改善されず、直球に差し込まれてボール球になる変化球を空振りする。5番、3番、2番と打順が変わっても復調の兆しが見られない。

   メジャー通算41本塁打をマークし、強肩強打の触れ込みで期待されたが、チームに貢献できていない。スポーツ紙デスクは、「攻守で足を引っ張り続けている。日本野球に慣れるまで時間がかかるかもしれないが、外野の守備はプロと言えるレベルではない。打ち取った当たりが安打や長打になってしまう。投手がかわいそうですよ」と手厳しい。

   就任2年目の立浪和義監督も頭が痛いだろう。アキーノを今後も我慢強く起用し続けるか。早くも決断を迫られている。

(中町顕吾)

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