一部の日本語表記の通販サイトで、日本円だと思って決済したところ中国人民元で決済されてしまったケースがあったとして、国民生活センターが注意喚起を行っている。
これは一部の日本語表記の通販サイトで「¥」を日本円(JPY)だと思って決済を行ったところ、中国人民元(CNY)で決済され、約20倍の金額がクレジットカードから引き落とされたというもの。中国人民元も日本円と同じ「¥」マークで表記されることを悪用しているとみられ、サイト内のサポートページには通貨が中国人民元であることが記載されているものの、注文完了までにこの画面を確認させる措置は取られておらず、また、サイト自体は日本語で作られており誤認する可能性が高いことから、今回の注意喚起に至ったもの。現時点では特定サイトのみのようだが、同様の手口を用いるサイトが今後登場する可能性はある。国民生活センターのサイトでは、該当する通販サイトの具体的なスクリーンショットを含むPDFが掲載されているので、自身の目で確かめてほしい。