Appleは米国時間4月13日、2025年までに自社設計のバッテリーすべてで100%リサイクルのコバルトを、自社設計の回路基板すべてで100%リサイクルしたスズはんだと金メッキを利用する計画だと発表した。同年までに自社デバイスで使用するすべての磁石をリサイクルされたレアアースから製造することも計画しているという。
分解ロボット「Daisy」はバッテリーからコバルトを抽出するのに役立っているという
提供:Apple
同社の環境・政策・社会イニシアチブ担当バイスプレジデントを務めるLisa Jackson氏はニュースリリースで、この計画は、2030年までにカーボンニュートラルな製品を製造するという同社の目標に合致すると述べた。
「その過程で、われわれは緊迫感を持って、業界全体の高度なイノベーションにより、これら2つの目標に向けて取り組む」(Jackson氏)
Appleはさらに、2025年までに梱包材料からプラスチックを排除するという目標において前進したと述べた。現在は、梱包材料のうちプラスチック製は4%だけだという。
同社は、多くのロボットを使って、古いデバイスからこれらの素材を回収してリサイクルする取り組みに役立てている。2019年以降、同社の「iPhone」分解ロボット「Daisy」は、他の部品からバッテリーを分離し、約11tのコバルト回収に貢献した。2022年には、製品からレアアースを回収するリサイクル装置「Taz」を導入した。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。