非常勤職員が家計調査の「家計簿」紛失 東京都が謝罪「深くお詫び」

J-CASTニュース

   東京都が実施している総務省所管の家計調査で、統計調査員を務めた都の非常勤職員が調査に用いる「家計簿」を紛失する事故が発生したとして、都は2023年4月5日に公式サイト上で謝罪した。


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自宅で紛失に気付く

   発表によると、4月1日に統計調査員が家計簿の取集や調査回答入力用書類の配布などのために各世帯を訪問。しかし2日昼頃、統計調査員が自宅で取集した家計簿を確認したところ、回収した家計簿6冊のうち1冊がないことに気づいたという。

   調査員は自宅の捜索や、訪問世帯宅に置き忘れがないか電話で確認。その後、移動経路や当該世帯宅周辺を確認したものの発見できず、4日には都が調査対象世帯に説明のうえ謝罪した。紛失した情報は市町村番号、単位区符号、調査世帯番号、一連世帯番号、日々の収入と支出の情報(半月分)。住所、氏名などの個人を特定する情報の記載はなかった。

   都は「このような事態を招いたことについて、家計簿を提出していただいた世帯及び調査に関係する方々をはじめ、皆様に深くお詫び申し上げます」と謝罪。「個々の調査員に対し、適切な調査票管理について厳正を期すよう周知徹底するとともに、事故発生時には迅速に報告することなどについて指導していく」と今後の対応を伝えた。

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