ソニー、さらに小さく、ノイキャン対応になった完全ワイヤレス「WF-C700N」

CNET Japan

 ソニーは4月6日、1万円台のエントリーモデルにノイズキャンセリング機能を搭載した完全ワイヤレスイヤホン「WF-C700N」を発表した。充電ケースとイヤホン本体を小型化し、携帯性にも優れる。発売は4月21日。想定税込価格は1万8000円前後になる。


「WF-C700N」。左からラベンダー、セージグリーン、ホワイト、ブラック

 ソニーでは、2021年9月に完全ワイヤレスイヤホン「WF-C500」(C500)を発表。購入者アンケートによると90%以上のユーザーが高い満足感を示したというが、「ノイズキャンセリング機能があれば」といった声が寄せられていたという。

 今までソニーのイヤホンでは、ノイズキャンセリング機能は2万円台以上の完全ワイヤレスイヤホンに搭載されており、1万円台のモデルに採用するのはWF-C700Nが初めて。新製品では統合プロセッサー「V1」を省いたほか、内蔵マイクの数を減らしたことなどにより、この価格でのノイズキャンセリングを可能にしたという。

 ソニー製上位機と性能は異なるが、外側のマイク前にメッシュを配置し、風ノイズを最小限に抑えるなど、高性能を追求。アプリから20段階の調整ができる外音取り込み機能も備える。

 「LinkBuds S WF-LS900N」と同じ、小型5mmドライバーを採用し、原音に近い音作りをコンセプトにしているとのこと。圧縮音源をCD音源相当まで補完する「DSEE」も内蔵する。

 バッテリー位置を見直したほか、アンテナとボタンを一体化するなど、内部設計を再検討したことで、イヤホン本体が5.4gのC500に対し、C700Nは4.6gと軽量化を実現。高さを抑えることで、装着時に耳から出っ張りが少なくなったほか、イヤホンの重心を頭の近くに置くことで、落としにくいデザインになっているという。


片側約4.6gと軽量のイヤホン

 充電ケースも体積で10%減になっているが、イヤホン本体で7.5時間、充電ケース込みで計15時間のロングバッテリーライフは確保。IPX4の防滴性能も備える。夏ごろのソフトウェアアップデート後になるが、PCとスマートフォンの2台接続ができるマルチポイントに対応するほか、イヤホン本体のボタンを4回クリックするとボリューム操作が可能だ。


充電ケース収納時

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