【ポテト通信】そのポテト屋が「料金先払い」である理由 / カンバ通信:第267回

ロケットニュース24

ジャンボ! 今回は久しぶりのポテロール(ポテトパトロール)

行ってみたのは『ワフ・チキンアンドチップス(Wahu Chicken and Chips)』ってお店。場所はナイロビの街の中心部、トムボヤ通り(Tom boya street)の近くだよ。

ちなみにこのトムボヤ通り、人々を遠くに運ぶためのミニバスが数多く停車するエリアで、常に人がごった返している。

お店の入り口にはミニバスを待つ人がたくさんいて、お店のスタッフもまた入り口の近くで「旅のお供にポテトはいかが?」とお客さんを呼び込んでいる。

お店に入ると、とてもキレイ。壁もスタッフの制服も黄色で統一。さっそく店員さんに注文方法を聞いてみると、彼女は言った。


「注文と同時に、まず最初にお金を払ってください。なぜなら、注文して食べ終えたのに、お金を払わずに出ていってしまう人が大勢いたからです」


つまりはこうだ。ミニバス待ちで入店して、食べてる最中にミニバスが来ちゃったから、お金も払わず慌ててミニバスに飛び乗る人が続出したってわけ。

ケニアのポテト屋さん、たま〜に先払い制度の店もあるけど、今回の店は “しっかりとした理由” があるから面白いな〜って。



オレはポテトの価格100kes(約99円)を支払い、カウンター席に座ってポテトの到着を待った。

数分後、ウェイターがポテトを持ってきてくれたが、それは「けっこう小さい……いや、100kesにしては かなり小さいな……」というサイズだった。

ウェイターは言う。「テーブルにトマトケチャップと塩がありますので、ご自由にお使いください」と。

ポテトは、なかなか美味かった。特徴的だなと思ったのは、他店と比べて「甘い」と感じたこと。きっと新鮮で美味しいイモなのだろうけど、ちょっとオレには甘すぎたので、ケチャップと塩をかけた。

ポテトを食べ続けていると、喉が渇いてきた。でも、あらためて飲み物を注文するのが面倒なので、そのままポテトを食べ続けた。まあ、美味い。最高ではないけど、まあ美味いと感じるランクのポテトだ。

ちなみに、食べ終えたあと、特に腹は壊さなかったので安全なポテトであると言える。きっと日本人旅行者が食べても大丈夫なはずだ。甘いポテトが好きな人は行ってみるといい。料金先払い、忘れずに。クワヘリ!


執筆:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

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