auとソフトバンクが「副回線サービス」提供、4月12日より互いの回線に切り替えて通話・通信が可能に 

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 KDDI株式会社および沖縄セルラー電話株式会社(au)とソフトバンク株式会社は3月27日、それぞれの回線をスマートフォンの副回線とし、切り替えて利用できるオプション「副回線サービス」を4月12日に開始する。料金は各社とも、個人が月額429円、法人が月額550円。

 1台のスマートフォンで、auならばソフトバンク回線、ソフトバンクならばau回線を切り替えて通話・通信できるようにするサービス。例えば、災害時などにおいて片方の回線に通信障害が発生した際、もう片方に回線を切り替えて使用できる。これにより、緊急時にも家族や医療機関と音声通話で連絡を取ったり、スマートフォンで決済サービスなどを利用したりすることが可能になるとしている。

 副回線の基本的なサービス内容や料金は両社とも共通。個人利用の場合、データ容量は500MB/月、通信速度は送受信最大300kbps(最大容量を超えると月末まで送受信最大128kbps)。法人利用の場合、データ容量は1GB/月、通信速度は送受信最大1Mbps。また、個人/法人とも通話料金は22円/30秒で、SMSは3円/通。副回線の電話番号は主回線と異なる。

 auは、auのスマートフォン 、ケータイ、UQ mobileのスマートフォンを対応機種として、eSIMまたはSIMで提供。ウェブサイトまたはお客さまセンターで3月29日から申し込みを受け付け、副回線用のeSIMまたはSIMカードを発行する。

 ソフトバンクは、eSIMに対応したスマートフォンを対応機種としている。ソフトバンクショップで申し込みできる。

ソフトバンクの対応機種

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