先日、私(佐藤)は郷里の島根県松江市に帰省した。コロナ以降で初めて、3年ぶりの帰省となったわけだが、駅の土産物屋で珍しい商品を見つけたので、皆さんにも紹介しておこう。
山陰銘菓といえば、大抵の人が「どじょう掬いまんじゅう」と答えるはず。言うまでもなく、定番中の定番土産なわけだが、そのどじょう掬いまんじゅうに10個分に相当するデカいヤツが存在したのだ! ぜひとも友達にも教えてあげて欲しい。デカいの、あるぞ!
・10倍どじょう掬い
3年ぶりの帰省はとてもよかった。凪いだ宍道湖の湖畔を見ていると、日々の雑事がどうでも良くなって心が穏やかになる。沈む夕日の美しさは格別だ。あいにく今回は天候に恵まれず、宍道湖の夕日を見逃してしまったので、次回の帰省時は必ず見るぞ。
さて、松江で土産を買うなら、駅に隣接する商業施設「シャミネ松江」に行けば間違いない。県内の老舗店や有名店の商品がひと通りそろっている。ちなみにスタバもあるんだぞ。
ここで見つけたのが「デカどじょう掬いまんじゅう」(税込648円)である。ナニコレ、めちゃくちゃデケえええええ!
……といっても、そもそもレギュラーサイズを知らない人にとっては、そのデカさがイマイチわからないと思う。そんな山陰素人の皆さんのために、レギュラーサイズも紹介しておこう。
レギュラーはコレです。
手のひらに乗るサイズ、一般的なまんじゅうサイズと考えて頂いて良いだろう。まあ、土産物のまんじゅうなんて、だいたいこのくらいの大きさだろう。
レギュラーとデカを一緒に並べるとこうなります。ね、デカいでしょ?
重さを比べると、レギュラーは23グラム。
デカは218グラム、ほぼ10倍と考えて良いだろう。
ちなみになぜ「どじょう掬い」かというと、島根県安来(やすぎ)市に古くから伝わる民謡「安来節」に由来している。この民謡の踊りで使われる手ぬぐい(豆絞り)をモチーフに、まんじゅうの包みに水玉模様があしらわれているのだ。
その水玉模様の包みを取るとこんな感じ。
中には白餡が入っている。生地に水分が少ないため、食べると口の中がパサパサするのが特徴だ。お茶なしで食うと咳き込む。
デカい方も同じく白餡ギッシリ。ちなみにこのまんじゅうは1967年の発売開始からずっと白餡一筋だったが、2000年頃からチョコ餡や抹茶餡、いちご餡などの商品も出ているらしい。これも時代の流れか……。
食べると、やっぱり口の水分持って行かれる~!
……ってことで、食べる時は必ずお茶を用意するように。油断すると、口の中がカサカサになってゴハッ! ってなるぞ。気になる人は通販で買ってくれよな! あ~らえっさっさ~!! (安来節の合いの手)
参考リンク:山陰のおみやげ本舗なかうら
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24