小学館サンデーGX、掲載漫画めぐり謝罪 フィクションなのに実在人物と「誤解させる内容」

J-CASTニュース

   漫画雑誌「サンデーGX」(小学館)編集部は2023年3月17日までに、漫画家・大月悠祐子さんの漫画『トモガタリ』がフィクションにもかかわらず、実在の人物のことだと誤解させる内容だったとして公式サイトで謝罪した。大月さんも、ツイッターに謝罪文を投稿している。

   この件を巡り、漫画家・こげどんぼ*さんが3月16日、『トモガタリ』に自身の経歴と酷似したキャラクターが登場している上、事実と異なる内容が描かれているとツイッターで述べていた。


  • 「トモガタリ」の連載開始を告知する2021年10月4日当時の「サンデーうぇぶり」公式ツイッター(@SundayWebry)の投稿より


  • サンデーGX公式サイトより

「ご迷惑をおかけしたことにつき、陳謝いたします」

   『トモガタリ』は、小学館の「週刊少年サンデー」「ゲッサン」「サンデーGX」3誌が運営する漫画サービス「サンデーうぇぶり」などで配信された漫画だ。同サービスは2月24日付のお知らせで、『トモガタリ』の配信を停止すると伝えていた。

   こげどんぼ*さんは3月16日、ツイッターで「大月悠祐子先生作『トモガタリ』に私の経歴と酷似したキャラが登場した上、事実と異なる内容が描かれ『ノンフィクションと誤解されかねない』と昨年より訴訟をしておりました」と報告。「編集部と大月先生から謝罪を受けました」と伝えた。

   サンデーGX編集部は3月17日までに、公式サイト上に謝罪文を掲載。以下のように述べた。

「漫画トモガタリは、完全なフィクションであり実在の人物、団体とは一切関係ございません。その旨の表示が不十分であり、フィクションにもかかわらず、こげどんぼ*先生及び関係者の事と誤解させる内容でした」

   「こげどんぼ*先生及び関係者の方々と、混乱を生じさせてしまった読者の方々に、ご迷惑をおかけしたことにつき、陳謝いたします」と謝罪した。大月さんも3月16日、ツイッターに同様の謝罪文を投稿している。

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