大谷翔平に「故意死球」発言物議の韓国投手、国内リーグ開幕絶望 韓国報道、WBCは登板なし

J-CASTニュース

   ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)韓国代表コ・ウソク投手(LGツインズ、24)の国内リーグ開幕戦出場が絶望的となった。複数の地元メディアが2023年3月16日に報じた。

   地元スポーツメディア「スポーツソウル」(WEB版)によると、コは15日に韓国・ソウル市内の病院で磁気共鳴画像装置(MRI)検査を受け、右肩に炎症が見られ全治2週間の診断を受けたという。


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  • 韓国代表・コ投手(写真:ロイター/アフロ)

所属監督「開幕から1週間ほど遅れる」

   コが所属する韓国リーグ・LGツインズのヨム・ギョンヨプ監督(54)は、「(チームの合流が)開幕から1週間ほど遅れる。余裕を持って準備させる」と、今後リハビリをさせながら調整させる意向を示した。リーグ戦は4月1日に開幕する。

   韓国代表は米アリゾナ州での強化合宿を経て3月4日に来日。コは6日に京セラドームで行われたオリックスとの強化試合に7回途中から登板し、8回に首周りの筋肉の痛みを訴え緊急降板。WBCでは1度もマウンドに上がることなく大会を終えた。

   コは昨シーズン61試合に登場し防御率1.48、4勝2敗42セーブでキャリアハイを達成し、今大会では守護神候補として期待されていた。

   一方で、大谷翔平投手(エンゼルス、28)に対する発言が波紋を広げ、今大会でのマウンドに関心が寄せられた。

   コは1月に地元メディアのインタビューの中で、WBCで大谷と対戦する場合「(大谷は)すごい打者で弱点がないので本当に投げるところがなければ、あまり痛くないお尻に遅いボールを投げる」と、「故意死球」とも取れる発言をして物議を醸した。

   韓国は今回のWBCで投手力の弱さを露呈し、1次ラウンド4試合で合計26点を失った。複数の地元メディアがコの不在がチームに影響を及ぼしたと指摘した。

   スポーツメディア「スポーツ朝鮮」(WEB版)は、代表チームにとってもコの離脱は痛かったとし、勝負所で相手の流れを切る投手が不足したため、投手陣が総崩れし3大会連続1次ラウンド敗退という惨めな結果に終わったと分析した。

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