日本語ネイティブのユーザーがIT関連の英語ドキュメントを書く際に参照できる、表記基準を示したサイト「IT英語スタイルガイド」が無料公開中だ。
同ガイドにまとめらている表記基準のジャンルは、見出しや表などドキュメントを構成する要素や、句読点と記号、日付や数などの定型情報、さらにはUI要素や手順といったIT分野特有の書き方など、多岐にわたっている。同様の指針はGoogleやMicrosoft、Appleも提供しているが、このガイドはそれらの「いいとこ取り」に相当するため、指針とするには最適。さらにガイドが日本語で書かれており、参照しやすいのが最大の特徴だ。表記統一を目的としているため必ずしも「正しい英語」でない点は要注意だが、複数の書き方があって迷う場合に用いる指針としては最適だ。グローバリゼーションデザイン研究所が提供しているこのサイト、執筆者は「アプリケーションをつくる英語」などの著書がある翻訳者の西野竜太郎氏で、信頼性も十分。無料で利用できるので、まずはどのような内容かをチェックしてみてはいかがだろう。