Amazonの「Fire TV Cube(第3世代)」と、「Echo Dot with clock」第5世代、第4世代1台ずつを使い、ステレオサウンドを楽しめるようにしよう。前回までで、Fire TV Cubeの音を「ホームシアター」として設定した2台のEcho Dotから再生できるように設定した。今回は細かな設定をチェックし、よりよい音を楽しめるようにする。
本コーナーでは第130回から、2022年10月に発売された「Fire TV Cube(第3世代)」の使いこなしを紹介しているが、第140回から、ここにEcho Dot with clock第5世代が加わった。さらに以前から持っていた第4世代のEcho Dotを加えて、ステレオでFire TV Cubeの音声を楽しむことを目標にしている。
Echo Dotは近くにコンセントさえあれば設置できるので、聞きながらいろいろな位置を探ってみるといい。部屋の隅に極力離して置くと広がり感が増すし、視聴する耳の位置に合わせた高さに置くと、ダイレクト感が増すはずだ。Echo Dotのスピーカーは前方に向いて斜め45度上向きに付いている。視聴位置より少し下に置くのがベストだと思う。
[オーディオの詳細設定]で[ダイアログエンハンサー]オンがおすすめ
続けて、[ディスプレイとサウンド]まで戻り、[オーディオ]を表示させてみよう。ここを見るとオーディオは[Dolby Digital Plus]に設定されていることが分かる。
ここに表示される[オーディオの詳細設定]を選ぶと、自動音量調整が利用できる。[音量の自動調整]では、異なるコンテンツ間にて音量調整をしてくれる。CMなどで、急に音が大きくなったり小さくなったりが少なくなる。[ダイアログエンハンサー]では人の声のみを聞きやすく強調してくれる。好みで設定すればいいが、どちらもを[オン]にしておくといいかと思う。
Echo Dotのホームシアターでステレオのサウンドを楽しんでみると、大きさのワリには臨場感があることに驚くと思う。低音はどうしても足りないので、音楽再生はオーディオ向けのスピーカーには負けるが、ライブ映像で会場の臨場感はイイ感じに再現できて楽しめる。
映画やドラマでは、音楽多めのタイトルが断然楽しくなる。例えば「ベイビー・ドライバー(現時点でAmazonプライムビデオとNetflixで配信中)」みたいなタイトルだと、オープニングからのThe Jon Spencer Blues Explosionによる激しめのロックナンバー(Bellbottoms)がかかる中、暴走するスバルWRXが駆け抜けるさまをノリノリで楽しめるはずだ。
おっと! 有料配信なんか観られないよ。ナニ言ってるんだかよくわからんぞ。という向きは、以下YouTubeリンクでチェックして見て欲しい。オープニングがノーカットで楽しめる。
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さて、本稿の執筆時点(3月13日)では、野球の祭典「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」で侍ジャパンが連勝で1次ラウンドを突破し、準々決勝に進出したことが話題になっている。Amazonのプライムビデオではこれまでの試合を見逃し配信しているので、この後の準々決勝以降の試合を楽しむためにも、今から見てみてはいかがだろうか。
本稿の公開予定日である3月16日の19時から、イタリアとの準々決勝から予定されている。プライムビデオでは、準々決勝からの決勝ラウンドのライブ配信も行われる予定だ。球場の臨場感を、Echo Dotのホームシアターで楽しんでみてほしい。