初めて行った亜熱帯性気候の鹿児島県の徳之島(行ってかよかった市区町村)

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はじめに

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初めて行った亜熱帯性気候の徳之島
(べつやくれい)

私が小学生のころまで、夏休みは家族旅行に行っていた。行き先はだいたい海水浴だった。

ただ海水浴場はどこもだいたい似ていたので、子供だった私には地名が違うだけで海水浴場としての区別はついていなかった。

そんな中、強烈に印象的だったのが徳之島だ。両親と行った場所の中では今でも最南端である。

空港を出た瞬間、空気が暑くて風景が違っていた。いつも住んでいる地域と違うところに来たのが小学生にもわかった。

「ここは亜熱帯なのよ」と母が教えてきて、母はすぐに教えてくるのでそこは少し面倒くさかったが、いつもと違う気候の場所に来たという説明がついて妙に納得できた記憶はある。

まずハイビスカスがそのへんで咲いているのがエキサイティングだった。

ハワイの人が頭につけているあれが咲いてる!と思った。当時はあの花(ハイビスカス)=ハワイだと思っていたのでハワイじゃないところでも咲いていることにめちゃくちゃ驚いたのだ。さすがは小学生の浅はかさである。

その後、お土産屋でハイビスカスの造花にピンがついたやつを買い、よろこんでつけていた。

「ハブ対マングース」も印象的だった。

子供だったのでかわいらしい見た目のマングースにがんばってほしいと思って見ていたが、やられるハブにも少し同情していた。見ていてそんなに楽しくはなかった気がする。

終わってからハブの生態などを説明する時間があるのだが、そこで説明のおっちゃんが怖がらせてくるのが嫌だった。ハブは夜行性で、ちょっとした茂みの中にいて、すぐに飛び出して噛み付く、みたいなことをわざわざ子供に向かって言ってくるのだ。ハブも嫌だったが、そうやって子供扱いされて怖がらせることを言われるのも恥ずかしくて嫌だった。

でも子供だったので、会場からホテルへはまんまとビビり散らかしながら帰った。

あとはなんといっても日差しの強さだ。

これまでの海水浴場とは比べ物にならないくらいに焼けた。

今みたいに紫外線を危険視していない時代だったので、いつもサンオイルを塗って日焼けしていたのだが、徳之島は1日でびっくりするくらい焼けた。どのくらい黒くなるんだろうと思って(焼いても赤くならずに黒くなるタイプだったので)おもしろがってガンガン日焼けした。

たぶん3泊4日くらいの旅行だったと思うのだが、ものすごい勢いで日焼けしたため帰るころにはもう皮がむけてきた。帰りの飛行機で、「散らかるから皮さわるのやめなさい」と母に怒られた。

とにかく、いつもと違う地域に来たことへの興奮がある旅行だった。

でも海水浴場はだいたいいつもと同じ印象だったんだと思う。日差しのこと以外覚えてないから。

海水浴場に連れて行きがいのない子供だったな、おれ。

たぶん小3か小4のときだったと思う。

終わってふたたび解説です

べつやくれいさんが小学校のころ行った徳之島の紹介でした。「ハブ対マングース」の対決は今だったらめちゃくちゃ楽しめそうですが、ハブにも少し同情して楽しめなかったそう。
皮がむけてしまうくらいガンガン日焼けしてた時代ありましたね。

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