株式会社三笠製作所は、ドバイ警察と共同開発した世界初の“移動式交番”「SPS・AMV」(Smart Police Station-Autonomous Mobile Vehicle)の2号機を納車したことを発表した。2018年に納車した1号機に続き、実証実験を継続する。
SPS・AMVは移動遠隔自動運転の無人交番で、警察行政サービス端末を搭載。スマートフォンで同機を希望の場所まで呼び出して、移動先の住民に各種支払いサービスや住民票の出力、遺失物の紛失/盗難届といった約30種類の行政サービスを提供する。
また、ドバイ警察本部とインタラクティブに通信し、犯罪や交通違反を検知/通報するシステムや、全後方360度カメラシステムも搭載。速度違反や駐車違反を自動検出して通報、ドバイ警察本部での360度ライブストリーミング映像をVRで視聴することが可能になり、パトロール業務の負担軽減につなげる。
このほかにも不審者/不信車両検出、火災判定、交通量調査、道路状況監視、砂塵嵐/砂塵予測システムといった機能拡充を検討するとしている。
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