サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」の国際試合の中継がなかったことに、サポーターから不満の声が相次いでいる。
なでしこジャパンの公式ツイッターにも、直接不満や苦言を呈するリプライが続出。こうした状況に、元日本代表の川澄奈穂美さんも「重く受け止めた方が良い」などと反応している。
「結果速報すらない」
国際親善大会「シービリーブス・カップ」の初戦であり、サッカー女子日本代表の2023年初陣であった2023年2月17日早朝のブラジル戦。日本サッカー協会(JFA)が運営するなでしこジャパンの公式ツイッターで試合を行うという告知はあったが、国内でのテレビやネット中継はなかった。
23年は女子ワールドカップイヤー。それもあってか、ファンからは「静かすぎる初陣」「W杯イヤーで強豪国と試合できる良い機会なのに、放送もなしですか?」「いくらなんでもサイレントすぎんかさすがに選手が可哀想よ」といった落胆の声が相次いだ。
ツイッターでは試合展開などの速報もなかったため、「前半終わって、まだ公式からのスタメン発表もない。配信もないのに、公式の発表までなかったら、盛り上げようもないね…」「放送配信はおろか、公式Twitterも実況どころかスタメン発表も結果速報すらない」など、疑問を呈すサポーターも出ていた。
こうした状況に、なでしこのレジェンドも反応。川澄さんは、試合告知のツイートを引用する形で
「コメント、引用リツイートを重く受け止めた方が良いと思います。今年はワールドカップイヤー。こんな良い試合を日本では観れないだなんて」
と苦言を呈した。続いて「ファン・サポーターのみなさん、離れていかないでください目の上のたんこぶOGより」とコメントしている。
その後、川澄さんは試合の模様をテキスト実況。そのほか、中継がなかったことに落胆するユーザーの投稿にも、「まじ理解に苦しむよね」と返信する場面もあった。
この日、日本はブラジルに0-1で敗れたが、20日にアメリカ戦、23日にカナダ戦を控えている。