小林製薬のネーミングセンスを身に着けたい!~今週の検索ワード

デイリーポータルZ

Youtubeを見るときに検索ってしますか?

僕が最近よく見ているのが、人がお店に行ってご飯を食べたりお酒を飲んだりするVLOGなんですが、例えば「赤羽」で検索すると赤羽で飲み食いしている人がたくさんいることがわかります。これで地域ごとに良さそうな飲み屋を探したりしています。

Youtubeにおすすめされるままに見るより、検索してみて見るほうが面白い動画が見つかるので、やってない方は試してみてください!

さて、今週紹介する検索キーワードは「とりもち 作り方」「小林製薬 ネーミング」「もうだめだ」です。

デイリーポータルZに検索で来てくれてる方が多くいます。そこで、どんな検索ワードで来てくれたのか調べてみたのがこのコーナーです。(この記事をまとめてるのは編集部藤原)

今週のトレンド検索ワード

今週人気だった検索ワードは、

とりもち 作り方

でした。1ヶ月のグラフを見ると、2月11日にポーンと山ができてるのがわかります。

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おそらく原因は……

好きな人をとりもちで捕らえようとした人がいたから!!!

だと思われます。2月14日はバレンタインデーでした。ふつうならチョコレートですが、そんなものでは好きな人を捕らえられないと考えた人がたどり着くのが粘着性のある「とりもち」です。

エサで釣るより物理的に捕まえてしまえ、という人がバレンタインデー直前の2月11日に局所的に現れたのでしょう。

果たしてこれ以降に実際とりもちを作った人が増えたのか。それはインターネットの外のことなので知る由もありません……。

それはさておき最近、というかむかしからとりもちの本物って見ないような……という気がしてきますね。どうやって作るんでしょうか。こんな記事が出てきました。

あの「とりもち」を作る(デジタルリマスター)(古賀及子)

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ドラえもんにはナチュラルに登場するとりもち。編集部の古賀が小麦粉をこねたり洗ったりしながら作りました。小麦粉を……洗う?と思いましたが、ふきんに包んで確かに洗っています。

このとりもち、途中で工程を分岐させるとガムになるんです。そっちを作った記事もありました。こちらです(「メリケン粉からガムを作ってみた」) 

ガムか……?

見た目はアレですが、まずいということもなくかなりガムだったようです。

いつも人気な検索ワード

デイリーポータルZの人気検索ワードランキングの中から、いつも上位に食い込んでくる検索ワードをご紹介します。今週紹介するのは……

小林製薬 ネーミング

です。

小林製薬といえば「アイボン」「熱冷まシート」「のどぬーる」など、ユニークな名前の製品が印象的ですね。過去3ヶ月を見ても、この検索ワードで来ている人が安定しています。

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「掲載順位」という検索結果ページの何番目に表示されるかという指標があります。「小林製薬 ネーミング」での掲載順位は過去3ヶ月平均で1位という成績でした。

小林製薬の製品のネーミングの豊かさについて、ライターの松本さんが鑑賞しました。

小林製薬の製品名が面白い(松本圭司)

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「○○ケア」「○○ノン」「○○ピタン」などの傾向があることがわかりました

僕が気になったのは「なんとか中」系で、

・食器洗い機洗浄中
・クエン酸洗浄中
・ステンレス水筒洗浄中
・ポット洗浄中
・電気ケトル洗浄中

などがあるようです。

すごくわかりやすい名前! 状況描写をそのまま商品名にするって大胆ですよね。

ランキング外だけど気になる検索ワード

ランキング上位には届かなかったものの、少数の人が検索したワードからピックアップしました。今回気になったデイリーポータルZの検索ワードは

もうだめだ

です。

力強い、そして力ない検索ワードです。

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この検索キーワードでは1ヶ月で219クリックでした。掲載順位は1.3位でした。もうだめだと思って検索した人がたどり着くのはデイリーポータルZなようです。

そんな検索ワードで見られたのがこちらの記事。

「もうダメだ」と思ったらどうすればいいのか(小野法師丸)

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ライター小野さんが、もうダメだと追い詰められた人用に書かれた本を解きほぐしていきます。もうダメだと思っても、そういう人に向けて潤沢なソリューションがあることがよくわかります。

いろいろなバリエーションのもうダメだがある

僕ももうダメだと思いがちなのですが、たくさんの人がいろいろなときにもうダメだと思うようなので、あまり落ち込まずそれぞれ自分のもうダメだを生きていきましょう。

冒頭で飲み食いしてる人のVLOGを家で見ていると話しましたが、見るのみならずそれをアテに僕も飲み食いしています

哲学者のニーチェが冒険心を持たず安寧に過ごすことを好む人を「お終いの人(末人)」と言いましたが、その意味でいうと僕もお終いの人だな~と思いながらやめられません。

ではまた来週! 

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