Mercury Researchは10日(日本時間)、2022年第4四半期および通年のPC用CPUの出荷個数および金額をとりまとめた。これによれば、Armを除く2022年の出荷個数は前年比21%減の3億7,400万個、金額は19%減の650億ドルとなった。
Mercuryは1985年~1986年に発生した市場不況を追跡していないが、少なくともIntelの結果における今回の個数/金額の減少幅は、PCマーケットにおいて史上最悪の結果の結果になったと予測している。
特にデスクトップ向けとノートPC向けが不調であり、IntelのCPUが市場全体の凋落を象徴しているが、その中でAMDは第4四半期においてデスクトップとサーバー向けで健闘。それぞれ前年比2.4%増の18.6%、6.9%増の17.6%となった。すべてのCPUを含めた総合では前年比5.7%増の31.3%となる。
その結果、x86全体の2022年通年で見ると、AMDのシェアは2021年の23.3%から29.6%へと伸び、実に約3割に達した。
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