キッチングッズの世界は実に奥深く、レトルトカレーをはじめとしたレトルト食品を絞り出すことだけに特化したトング、「レトルトトング」なるものが存在します。
それが、なんだかかっこいいんです。
絞り出せ! レトルトカレー
突然ですがみなさま、
なにか、ごぞんじでしょうか?
え? レトルトトング? はい、ご名答です。もうちょっと迷ってもらえるかと思ってたんだけど、記事タイトルでヒントを出しすぎたか……。
そう、これ、「レトルトトング」という道具なんです。ずばり、レトルトカレーをはじめとしたレトルト食品を絞り出すため、ただそれだけのための道具なんです
僕、カレーが大好きなんです。レトルトカレーも大好きなんです。けど、レトルトカレーには最大の弱点がありますよね。そう、「中身を最後まで絞り出しきれかったときの後悔」。
このレトルトトング、そんな後悔とおさらばするための、ただそれだけの、道具なんです!
要するにですね、レトルトカレーのパッケージを開けて、皿に注ぐ。その際、このレトルトトングで袋をぎゅっと挟み、上から下に向かって絞り出す。
実は類似の商品、世の中にはけっこうあって、100均などでもプラスチック製のものが売られたりしてるんですよね。しかもそっちは、冷蔵庫に貼り付けられるようにマグネットがついていたり、パッケージを切るためのカッターがついていたりする。大変便利なことでしょう。
だけど僕は思うんです。家でお昼にレトルトカレーを食べる。そんな、究極の手抜きとも言える行為だからこそ、道具にはこだわりたいと。あえて大げさにいきたいと。
そこで選んだのがこの、「田辺金具 レトルトトング」。Amazonでの購入時金額、737円也。
あらためて、上の写真を見てくださいよ。このオールステンレス製、継ぎ目なしの無骨なデザイン。カチカチという音が心地いい適度な弾力。良き道具って感じがするじゃないですか。
実際、ただ温めたレトルトカレーを絞り出しているだけの瞬間、自分がなんらかの職人になったような気分さえしてきますから。そしてその行程が、一杯のレトルトカレーを妙に美味しくしてくれますから。
では実際に使ってみましょう。
まずは湯せんでカレーを温めます。レンチンでもいいんだけど、食事はとにかく気分が大事。たとえレトルトであっても。湯せんのほうが若干、美味しい気がするので。
先ほどから僕、やたらとこの人のことを、“レトルト食品を絞り出すためだけのための道具”と連呼してしまってましたが、こんな特技もあったんですね。ごめんよ、レトルトトング。
んでまぁ、お皿に盛ったごはんの上に、とぽとぽとカレーを注ぎますよね。
そしたらいよいよ、レトルトトングの出番。パッケージをぐっと挟んで上から下まで、
すると、見てくださいよ、この、
ごろごろっと具材の多いボンカレーを、一滴残らず絞り出すことができました。使用後はさっと洗えばOK。
別に、日常生活にどうしても必要とまでは言えない。けれども、あえて手に入れることにより、いつものレトルトカレーがほんの少し美味しく感じる。そんな、レトルトトングのご紹介でした。
僕が愛用している田辺金具のレトルトトングの他にも、世の中にはさまざまなレトルトトングがあるので、ぜひ、お気に入りの1本を見つけてみてくださいね。