ジャンボ。前回の都市伝説「山編」に続く「海編」を今回はお届けしよう。場所はケニア屈指のリゾート地モンバサ。インド洋に面した港町で、すぐ横はソマリアという場所なんだけども、ここにも怖い伝説がある。
モンバサに来たら、そりゃもう海に入らないと始まらない。日本のゴー(羽鳥)も数年前にモンバサの海を楽しんでいたが、絶対に忘れてはならないのは「多くの人が夕方ごろに大勢死ぬ」ということ。なぜか?
その答えは……
巨大な人魚が深海へと連れ去るからだ。
もっと詳しく言うと、とにかく巨大な女性が海の中か出現するそうな。どれくらい大きいかというと3メートル超えの大女。顔はとても美しく、胸や尻は無論、すべてにおいてナイスボディ。ところが背中にはヒレが付いていて、腰からは下は魚のようになっているそうな。
そんな巨大人魚が出現するのは決まって夕方。もしも人影が海中に見えたら、すぐに逃げろ。さもないと巨大人魚が君を捕まえ、溺れ死ぬことになるぞ……。
まあ、そういう言い伝え(都市伝説)がケニアのモンバサにはあるんだが、実はこれ、理由がある。
モンバサの海は、夕方ごろから風向きが変わって波が大きくなるんだ。実際に、そんな高波に飲まれ溺死する人は大勢いる。なので、注意喚起の意味を込め、こんな都市伝説が生まれたのでは……と俺は予想している。
なお、モンバサの海を潜るダイバーによると、かなりの確率で「海の中で幽霊を見る」らしい。たくさん人が溺死しているからなのかどうかは不明だが、とにかく風向きが変わる前に陸へ戻るようにしよう。クワヘリ。
執筆:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.