巨額投資トラブルが発覚したお笑いコンビ「TKO」の木本武宏(51)さんが2023年1月23日、記者会見を開いて謝罪した。
前半は厳しい質問が飛ぶなど重苦しい雰囲気だったが、後半は記者からいじられるなどして笑いに包まれた。
「こんにちは、もう一人の問題児の方です」
木本氏を巡っては、22年7月に投資でのトラブルが報じられ、所属事務所の松竹芸能を退所とともに活動休止する事態となった。
1月23日に公の場で経緯を説明し、FX(外国為替証拠金取引)のトレーダーA 氏に1億7000万円、不動産投資を手がける友人B氏に5億を預けて運用を任せたものの、その後音信不通になっていたという。木本氏が投資したのは2000万円ほどだが、友人らを勧誘していたことで被害が億単位に膨らんだ。
2017年ごろに仮想通貨に興味を持ってから投資活動にのめりこんでいき、損失を補填するためFX、不動産と手を出した。
「応援してくださった皆様、関係者の皆様、何よりこのような騒動に巻き込んでしまった仲間、友人の皆様に改めて申し訳ございませんでした」と頭を下げ、「いわゆる美味しい話はこの世にない」と反省を示した。
借金は最大4億に上ったが、家財を売却したり返金の辞退者がいたりと現在は3分の1ほどに減った。A、B両氏からは返済計画が示されるなど解決のめどが立ち、芸能活動復帰も決まった。2月にはコンビでトークライブを予定し、会見には相方の木下隆行さん(51)が「こんにちは、もう一人の問題児の方です」と途中から出席した。