以前ハムエッグを作ったら、焼きあがりが偶然、「陰陽」のマークのようになったことがありました。
それを再現するとともに、さらにもう一歩美しく焼けないか、追求してみましょう。
前の記事:春の七草ラーメン&チャーハンセット
偶然の陰陽マーク
あれは2年ほど前のこと。家で酒のつまみにしようと、ハム4枚、玉子2個を使ってハムエッグを作ったんです。そうしたら、偶然にすごいいい形に焼きあがりまして、なんとなくその写真を、記念にTwitterにアップしたんですね。
そのツイートに予想を超えた反響がありまして。なかでも多かったのが「陰陽のマークになってる!」というもの。
あらためて写真を見返してみると、確かに「太陰太極図」、いわゆる「陰陽」のマーク風に焼きあがっているなと。
そこで原因を考えてみるに、ポイントはハムの並べかたなんですよ。というわけで後日、もう一度作ってみたところ、やっぱり再現できるんですよね。陰陽ハムエッグ。
まぁ、作れたからって意味はないけど、作れるにこしたことはないじゃないですか。こんなおめでたいハムエッグ。というわけで今回は、その作りかたを記録しておこうというわけで。
陰陽ハムエッグ 〜基本編〜
偶然にそのハムエッグが焼けた時、僕は本当に何気なく、油をひいたフライパンにハムをこんな風に並べていたんです。
で、上の写真の左上にあるハムの右側をぺろんと持ち上げ、その右のハムの上になるように重ねる。
どのハムのはしっこも、次のハムの上に来るように、まるで永久機関のように並んでいますよね。当時の自分がなぜそうしたのかはわからないけど、これがポイント。
そこにですね、4枚のうちどのハムの上でもいいので、対極となる2枚のハムの上に、静かに生玉子を割り落としてください。
そしたらやっとここで火をつける。火加減は弱火でお願いします。
ほらね。少しずつ、模様が浮かび上がってきたでしょう。そうしたらあとはフタをして、黄身が好みの焼き加減になるまで、とにかく弱火で焼き続けましょう。フタは、なければないで別にいいと思います。
と、これで焼き上がり。慎重にやれば、誰にでも作れるはずです。
ただですね、この作りかたで何度かハムエッグを作ってみて気がついたのは、基本的には作れる。しかし、調子のいいときと悪いときは確実に存在する。というもの。
陰陽ハムエッグ 〜上級編〜
そこで思ってしまったんです。これでいいのかと。こうしてわざわざ記事にして、人様に時間をいただいて読んでらうのに、「調子が悪いときは、ギリ」でいいのかと。もっともっと確実か美しく、誰が見ても陰陽マークであると断言できるようなハムエッグは作れないのかと。
思いついた作りかたがあるので、ちょっと試してみましょう。
まず、ちょっとめんどうなんですが、生玉子2個ぶんを、黄身と白身に分けます。
で、フライパンに先ほどと同様ハムを並べ、そこに、よく溶いた玉子の白身を流し入れましょう。
あとのせ式というわけですな。あとはまぁ、さっきと一緒。黄身が好みの硬さに焼けたら完成。
おおおー! こんどこそうまくいったぞ!
というわけで、ものすご〜くめんどうではありますが、もし作ってみようと思われた方がいらっしゃれば、ご参考まで。
ちなみに今回、この上級編を作ってみて新発見があったんですが、この、あらかじめ白身と黄身を分けてから焼く目玉焼き、ものすご〜く黄身の純度が高いんですよね。
これが、いつも食べているハムエッグとはまったく違う味わいで、まぁ、「どっちのほうがうまい」とかってことはないんですが、試してみるのも一興かと。