いきなりステーキに代表される「クイック系ステーキ店」が日本に根付いてしばらく経った。沖縄発祥の「やっぱりステーキ」が都内でも着々と店舗数を拡大する中、次なる注目は愛知県発祥の『感動の肉と米』なのかもしれない。
特筆すべきはその早さ！ 注文から1分もしないで料理が提供されるのである!! さらに言えば、他店にはない嬉しいサービスも込みで「感動の肉と米……マジで流行るかもしれない」と感じた次第である。
・新橋で偶然発見
つい先日、たまたま新橋を歩いていたときのこと。「関東初出店」と記された いかつい看板が目に飛び込んできた。見ればどうやらステーキ店のようで「ライス・みそ汁・お供」が込々で、180グラムのロースステーキが1000円で食べられるらしい。
すぐに店名を調べてみたところ、どうやら愛知県の焼肉チェーン店「あみやき亭」が運営するステーキショップが『感動の肉と米』とのこと。新橋店は2022年の6月にオープンしたようで、他にも関東では青葉台に店舗があるようだ。
「他の店の取材もあるし、どうするかなー？」なんて悩んでいたところ、11時前なのにすでに店内には人影がチラホラ見える。え、そんなに人気なの？ というわけで、そのままシレッと入店することにした。
・セルフサービス
で、今回は看板にあった「ロースステーキセット（1000円）」をオーダー。店はセルフサービスとなっており、料理の受け取りも食器の片付けも自分で行うスタイルだ。セルフサービスを導入することで1000円をキープしているのだろう。
さてさて、注文を終えた記者はとりあえず席をキープ。そして数十秒後には……番号を呼ばれたではないか。……いや早ッ！ いきなりステーキなどと比較しても料理の提供速度は「段違いの早さ」と申し上げていいだろう。
ステーキは溶岩プレートに盛り付けられており、なんだか全体的に白っぽいような……？ それでも中まできっちり火は通っていたので、どうやらあらかじめ肉にある程度火を通しているようだ。
・肉もお供も良き
気になるお味はというと余裕でウマい！ もちろん高級ステーキ店の肉というワケにはいかないが、特にクセもなく適度に柔らかい “THE・ステーキ肉” という印象である。1000円でこのクオリティなら全然悪くない。というか、立派だ。
さらに言えば注文時に2つ選べる「ご飯のお供」が良きッッ!! 今回は「明太子」と「キムチ」を選んだのだが、明太子だけで白メシ全部イケる！ 肉のポイントも高かったが、個人的にはプラスアルファの「ご飯のお供」にハートを掴まれてしまった。
なんというか、ステーキを食べに来てるのに「明太子でご飯をガツガツいっちゃう贅沢」的な？ 少なくとも他のクイック系ステーキ店には無い『感動の肉と米』だけの強みと言っていいハズだ。
・とにかく早い！
「味」「価格」「お供の満足感」に加え、圧倒的なスピード感を考慮すると『感動の肉と米』は大流行する可能性を十分に秘めているのではなかろうか？ なにせ今回は注文して食べ終わるまで10分弱。記者が早食いではあるにせよ、超濃密かつ爆速な10分間であった。
なお、店を後にした11時10分頃にはすでに半分ほど席が埋まっていたので『感動の肉と米』は新橋民のハートをがっちりキャッチしているらしい。早くて・ウマくて・安くて・嬉しい──。「そりゃ流行るよな」と納得しかない。
というわけで、今後もしかしたら流行るかもしれない『感動の肉と米』についてお届けした。「わざわざ新橋に行け！」とは言わないが、近所に会ったらめちゃめちゃ重宝する優良店だと申し上げていいハズだ。