2022年12月20日より、セブンイレブンで「博多一風堂」の新商品が発売された。その名も博多明太風高菜飯。えっ? ラーメンじゃない上に高菜飯!? そう思う人もいるかもしれないが、一風堂は辛子高菜のウマさにも定評があるから侮っちゃいけない。
それが流行りのカップ飯、しかも安定のセブンイレブンとのコラボとなれば期待するなという方が無理だろう。はたしてインスタントでどんな味に仕上がっているのか、さっそく食べてみた!
・ラーメンとのセット推奨
博多明太風高菜飯は全国のセブンイレブン(一部店舗を除く)で売られており、お値段278円となっている。容量が74gだから、これで一食を済ませるのは少々物足りないかもしれない……とはいえ、そのあたりをセブンイレブンも分かっているのだろう。なぜならば……
商品には「カップ麺とセットでばりうまか!」と書かれており、はじめからラーメンとの組み合わせを推奨しているのだ。ニコイチで売ろうとするとはなかなか商売上手やねぇ〜! それやったら「ばりうまの法則」に従って買うしかなかろうもん!!
・カップ麺だけに簡単調理
ということで、同じくセブンで売っている一風堂のラーメン(300円)も購入して準備万端。ちなみに高菜飯は熱湯5分、ラーメンは3分で出来上がりなので時間を調節しつつ作っていくとしよう。
開封した高菜飯は最近よく見るパターンのやつで、熱湯を注いで最後に付属の特製オイルを入れてかき混ぜたらOKの簡単タイプ。もちろん、ラーメンも何ら難しい手順はない。熱湯を注いで5分が経過すると……
黒寄りの見た目が何ともウマそうなラーメンと高菜飯が完成した。それではいただこう!!
・いざ実食
まずは高菜飯を単体で食べてみる。汁っけを含んだ高菜飯は一言でいうならば “ねこまんま” のよう。ただし、単なる汁っけを含んだ高菜飯かというとそうじゃない。そこはセブンと一風堂のコラボとあって、甘辛醤油ダレの甘さと全体的な辛さが同居してウマいを上手に演出していた。
程よいところを刺激してくるというか、ほんのり汗をかく程度の辛さで甘すぎず。年齢問わず誰でも食べやすいよう絶妙なラインをついているのだ。そして炙りチャーシュー、ふわっと香る明太子の風味がいいアクセントになっているから飽きることもない。
まぁ、本音をいえば「ラーメンと合わせるなら白米でいいやん」という自分もいたが、フタを開けたら本番はここからだったから驚いた。というのも、商品をよく見たらラーメンと一緒に食べるだけでなく、ななな、なんと……
「一風堂カップ麺のスープを入れて2度うまかー!(※できあがったあとにお好みで入れてください)」という裏オプまで書いてあるではないか!! こんな悪魔的な発想、試してみないワケにはいかない。ということで……
おそるおそるラーメンのスープを高菜飯に加えてみた。福岡のちびっ子がやるような行為をまさか大人の自分がやることになるとは……。幾分か罪悪感に似たような感覚がしながらも食べてみると……
た、たしかにウメェ……!
高菜飯がさらにジャバジャバになってしまうも、スープを加えることによってなぜかピリッとした辛さがブースト。一気におかわりしたくなるようなギルティな味になるため、カップ麺と合わせてというメッセージに納得するしかなかった。セブンと一風堂、やるな……!!
・総評
満腹になったし、結果として大満足。いいもん食べたと満たされたなか、個人的な意見を言わせてもらうと好き嫌いは人による。麺と米を合わせて食べること、それに加えてご飯に汁をぶっかける行為が大きなウエイトを占めるからだ。
そして量も分かれ道の1つ。少食な人なら高菜飯だけでワンチャンあるかもだが、普通に食べたい人ならセットありきになってしまう。とはいっても、ワンコインちょいの値段でいつでも気軽に一風堂のセット的なメニューを食べられるのだから優秀だという見方もできるか。
カロリーは高菜飯295kcal、カップ麺491kcalでしめて786kacl。味は申し分なく、辛さが今の寒い時期にピッタリだった「一風堂 博多明太風高菜飯」。近くにセブンがある一風堂好きは一度試してみてはどうだろう。