playground、来場証明NFT付チケット機能をMOALAで提供へ

CNET Japan

 playgroundは3月16日、チケット発券クラウド「MOALA Ticket」と連携し、「来場証明NFT付チケット機能」の提供を開始すると発表した。

 同社によると、クリエイターが新しい収益源としてNFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)を活用しているほか、イベントにおいてもチケットと来場証明となるNFTをセット販売するなど、NFTを利用した付加価値を提供する取り組みが始まっている。

 しかし現在、同取り組みは投機を目的とした購入者がその中心的役割を担っており、本当のファンには届かないケースが大半を占めているという。また、イベントの来場証明においても、チケットのおまけとして販売していたNFTの転売を目的とした「来場しないチケット購入者」の発生リスクが懸念されている。

 そこで同社は、MultiBaasブロックチェーン・ミドルウェアを提供するCurvegridと提携。これまで不正転売防止などで培ってきたチケットの本人認証技術と、NFT技術を組み合わせ、本当に来場したファンだけが取得可能な本物の来場証明を販売・流通できる機能の提供を開始する。

 ファンは、事前に来場者登録を行ったチケットを持参し、入場時に生体認証などの本人認証を行うことで、来場証明NFTが取得可能。これにより、来場者に対して新たなイベント体験の提供だけでなく、NFTを目的とした転売を抑止できるようになるという。

 また、同伴者に対する来場者NFT配布が可能となるなど、本当の意味での来場証明を実現。同機能は、チケット発券クラウド「MOALA Ticket」と連動して提供しているため、同サービスと連携している国内30以上のチケットエージェンシー/チケット販売システムで販売したチケットで利用可能となる。

 第1弾として、プロバレーボールチーム「ヴォレアス北海道」の今シーズン最終戦「2021-22 V.LEAGUE DIVISION2 MEN VOREAS HOKKAIDO V2 FINAL THANK YOU ALL SUPPORTERS」にて来場証明NFTの配布と記念NFTの販売を実施する。

 ヴォレアスでは、3年越しのリーグ優勝および、V1昇格の悲願を果たすため、チームとファンが一丸となって最終戦を盛り上げる「シーズン最終戦記念 日替わり限定デジタルコンテンツ(NFT)」と、最終戦来場者限定の「来場証明デジタルコンテンツ(NFT)」の2つのスペシャルコンテンツを用意した。

 同デジタルコンテンツは、観戦チケットや映像コンテンツ、公式グッズなど、ヴォレアスブランドに関わる全ての商材を販売する公式ECサイト「VOREAS MEGASTORE」にて購入可能となっている。

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