【おっさん殺し】肉めし岡もとの新商品「牛すき肉めし」が完全に “肉のカーテン” だった → だがしかし “影の主役” は中に隠された…

ロケットニュース24

“肉のカーテン” というワードに思わず食い付いてしまったあなたは、おそらく40代以上の男性だろう。肉のカーテンとはキン肉族に代々伝わる鉄壁のディフェンス技のことで、もちろん漫画「キン肉マン」に登場する。地味だけど強いんだな、これが。

その “肉のカーテン” を具現化したような丼が新橋の『肉めし 岡もと』から発売開始となった。その名も『牛すき肉めし』──。そのビジュアルを目にしたおっさん達はこう言うに違いない……「肉のカーテンだ」と。

・岡むら屋の後継店

2021年に惜しまれつつも閉店した「肉めし岡むら屋」が、2022年8月に『肉めし 岡もと』になって帰ってきた。運営元はどちらも「かつや」のアークランドサービスホールディングス株式会社なので「岡もとは岡むら屋の後継店」と考えて間違いない。

『肉めし 岡もと』になってもそのウマさは健在で、たまに新橋本店の前を通りかかるとそれなりに賑わっているご様子。やはり明治時代の牛鍋をヒントに誕生した「肉めし」は、唯一無二の激ウマ丼なのだ。

で、その『肉めし 岡もと』が2022年12月19日から発売している期間限定メニューが、今回ご紹介する『牛すき肉めし』である。商品名の通り、すき焼き風の牛肉を豪快に盛り付けた肉々しい一杯だ。


・まさに肉のカーテン

注目はそのビジュアルで、丼からはみ出し垂れ下がった肉はまさに “肉のカーテン” と称するにふさわしい。逆にこれ以上 “肉のカーテン感” が強いメニューがこの世に存在するのか? それほど「THE・肉のカーテン」な丼である。

気になるお味の方はと言うと、肉は意外にもあっさり系。ご飯がススムくん系のタレは米に直接かかっており、肉自体は素材重視なのだろう。肉は肉の味だけで勝負した、王道の味わいだ。

ただし「肉がメチャメチャうまい!」「死ぬほどいい肉を使ってる!!」というよりは「肉を食べたい欲が満たされる丼」と考えた方がいいハズ。実は肉のカーテンの奥に隠された “アレ” が『牛すき肉めし』の主役だったのである。それが……


煮豆腐!



・影の主役

そう、岡もとの『牛すき肉めし』の影の主役は煮豆腐!! タレが染みこんだ煮豆腐なしで『牛すき肉めし』は成り立たない──。そう断言していいレベルで煮豆腐は強烈な存在感を放っていた。仮に煮豆腐がない場合、ややバランスの悪い丼になってしまうハズだ。

煮豆腐効果は絶大で、肉・豆腐・メシがみるみるうちに胃袋に吸い込まれていく。岡もとの牛すき肉めし、なかなかいいのではないでしょうか!

ちなみに『牛すき肉めし』が「肉めし岡むら屋」のグランドメニュー「牛しゃぶめし」とほぼ同じメニューであることは言うまでもない。肉めしだけではなく「牛しゃぶめし」も復活した事実に岡むらファンは熱い涙を流して欲しい。

先述の通り『牛すき肉めし』は期間限定の発売で、価格は979円となっている。というか、そろそろ『肉めし 岡もと』の2号店の話があってもいい頃なのでは……? アークランドサービスホールディングス株式会社さん、かつやもいいけど『肉めし 岡もと』をどうぞよろしくお願いいたします。

参考リンク:肉めし 岡もと
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

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